当社では未だ紙による書類や帳票が数多く存在しており、大量印刷による「仕分作業時間がかかる」「保管スペースがない」「不要帳票出力による無駄」「輸送日数がかかる」「仕分・送付ミス」などの問題が山積みである。また、コスト面においてもハード保守費用・ランニングコストなど負担が多くかかっている。これらの問題を解消するため、電子帳票化(PDF)を用い「紙」という従来型の方式から電子帳票へ移行を推進した。移行をする中で、初めての電子化となるため、ITに不慣れな人、現在の作業手順を大きく変更すること無く利用できる事を念頭におきながら、「必要とする帳票・必要な場所で印刷する」を目標とすることにした。具体的には、部門ごとに仕分けするための機能を自社開発し、現場に対して取扱いし易い運用構築についての方法及びその効果について述べる。
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