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論文詳細

業務支援システム開発における入出力インターフェースへのエクセル利用によるデータ入力時間の削減

日揮株式会社
論文要旨

 当社が扱うプラントは、規模の大きさから支払条件が出来高(プログレス)払いのケースが多い。近年、プラントの大型化が進み、特に設計業務のプログレス計算方式に関する客先要求が複雑になり、現行システムでは対応できなくなった。そのため、スケジュール管理担当者は、独自のエクセルを使った計算作業に多くの時間を割いている。上記状況の打破とデータの一元化を目的としたシステム開発が決定し、筆者は要件定義を担当することとなった。
 筆者は、①入出力インターフェースへのエクセル利用と標準データの埋め込みによるデータ入力時間の削減、②分かり易い機能イメージを利用者と共有することによる要件漏れ防止、といった工夫を盛り込み要件定義を完遂した。
 結果、上記の工夫はうまく機能し、開発目的を概ね達成できる見通しとなった。
 今後の課題は、①標準データの見直しによる更なる時間短縮と、②一元化したデータの有効活用、が挙げられる。

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