筆者は、医療機関向け電子カルテシステムおよび医事会計システムの導入・保守をメイン業務とする部署に配属となった。OJT期間では、電子カルテシステムの保守業務を担当した。終盤にはサポート中の医療機関にて病理部門システムの新規導入に伴い、筆者は電子カルテシステム側の連携に必要な作業を主担当として実施した。本作業は、作業スケジュールの遅延、お客様に稼働日の延伸を受け入れてもらえないといった問題に直面し、主担当として早急にお客様、関係者と調整を行いプロジェクトの立直しを図る必要に迫られた。そこで、スケジュールや問題点管理台帳のドキュメントを管理資料としてのみではなく、関係者とのコミュニケーションツールとして活用できるよう見える化を図った。その結果、お客様や関係者と円滑なコミュニケーションを実現し、作業を完遂した。
本稿では、筆者が直面した上記課題に対する改善の取り組みと本作業を通じて学んだことについて述べる。
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