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論文詳細

要件定義工程におけるデータモデルの活用について

日揮株式会社
論文要旨

日揮株式会社では現在「図書管理システム」の再構築を行っており、既に要件定義工程を完了した。本開発では社内を中心に要件定義を実施し、基本設計以降の工程をベンダーに委託する形式を採用した。要件定義の内容を正確にベンダーに伝達する手段として、機能一覧や業務フローの説明に先立ち概念データモデルをベースに関係者で議論する形式を適用した。結果として“システムの全体像をつかめた”“有意義な議論ができた”といった好意的なフィードバックを参加者から得ることができ、データモデルを用いた要件伝達の有効性を実感できた。
筆者は本開発プロジェクトを通じてデータモデル手法を学び、約1年間でデータベーススペシャリスト試験(IPA)の合格、若手エンジニア向けの指導を経験した。
データモデル技術の有効性とその学習コストという2つの観点から、若手エンジニアは最低限のリテラシとしてデータモデルの読み書きを習得すべきであると主張する。

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