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近年多くの企業においてペーパーレス化が叫ばれ、ワークフローの導入など、ITを活用した様々な視点からのアプローチが浸透しつつある。一方でそのようなワークフロー化を将来的に見据えつつも、様々な要因からその地点までに一足飛びにIT化できない企業が数多くあると予想される。本論文は、そのような企業に対し、弊社の事例をベースに漸進的なIT化の手法を明らかにしようとするものである。本論文では、情報システム部申請書という弊社内文書の管理について取り上げ、まず初めにその概要とIT化の阻害要因を提示する。本事例においては申請書管理の漸進的なIT化施策として、データベース化というアプローチを採用した。そしてそれにより、どのような効果が創出され、どのような課題が残存したか、今後の展開も含めて論じていく。
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