システムのBCP対策では大規模災害などの万一の事態発生の際にも重要システムが継続稼動できるよう、システムの免震対策・長時間停電対策やデータの遠隔地保管などの対策を行う必要がある。また、重要システムの稼動だけでなく、従業員が事務所に出勤できない場合には社外で業務遂行に必要なシステムの利用ができることが必要となる。
これらの必要性は認識されているが、対策には多額のコストがかかる場合が多く、万一の事態はいつ発生するかわからず、システム稼動中に必ず発生するわけではなく、特に中小企業にとって実施することが難しい。
四国総合研究所では、社内主要システムのハードウェア保守期限、使用OSサポート終了によるシステム更新に当って、必要機能とシステム構成を考慮してデータセンターのサービスを工夫して活用することと、関連するシステム全体の最適化を図ることで、BCP対策を行いつつコスト削減も両立するシステム再構築を実現した。
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