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当社では新人教育に力を入れ、毎年、新入社員の意見を取り入れて新入社員研修の改善をおこなっている。
しかし、翌年からすぐに対応できる課題の改善が優先され、解決が難しい課題や、改善に時間を要する課題については先延ばしにされてきた。
本論文では、新入社員に対して実施したアンケートを分析することで、これまで先延ばしにされてきた研修の課題を具体化し、その改善策を考察した。
分析結果から、新入社員は、難しいと感じた研修に対して学習時間を延長したいと考えており、また実務に即した研修を希望していることがわかった。
各課題をすべて解決するには、研修内容やスケジュールの変更が必要となり、長期的な改善が必要となる。
そのため、時間をかけて実施する対策だけではなく、翌年度から段階的に実施できる短期的な対策を提案した。
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