どのような作業においても、それを実施する際には大なり小なりの作業手順が必ず存在し、その内容に沿って作業は実施されるが、対象の作業についての内容を漠然としか把握できていないまま作成した作業手順には、手順の漏れや誤りを含んでいる可能性が多分にある。
必要事項が限りなく揃った効率的な作業手順とは、作業の要件や対象を整理し、段階的な検討があってこそ実現できると私は考える。
今年度の当社の作業項目であった顧客OAシステムの更改における暗号化ファイル移行作業を例として、「細分化」をキーワードとした作業手順作成の仕方、およびその効果(作業時間の算出や発生しうるトラブルの防止など)について以下に述べていく。
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