昨今注目されているビッグデータの活用は、システム構築や統計学の知識などが壁になり、実践できないことが多い。
本来データ分析で重要なことは、データから新たな価値を見出すことである。
この研究では、交通系ICカードであるmanacaのデータから新たな価値を見出すことを目的としたレポートシステムを構築した。
構築にあたり
①目的を達成できる機能
②システムを用いたワークフロー
③ソフトウェア
④分析に適したデータ設計
⑤価値を見出すためのレポート
以上を検討した。特にレポートについては様々なアプローチで作成、分析までを実践している。
結果、ITベンダーだけで分析を行い、新しい価値を求めることは厳しいが、ユーザの協力を得ることで成功に近づけることがわかった。ユーザとともにレポートシステムを作り上げていくことで新たな価値を見出すことを実現したい。
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