当社は、2013年度より提案力の強化と付加価値の向上を目的に、ITコーディネータを育成・組織化し、コンサルサービスと新たな商談支援に取り組んだ。
理由は、市町村合併による顧客の減少、地方経済の鈍化よる需要の低迷に対応するため、地域ベンダーとして提案力の強化が求められるようになったためである。
限られた人員で新たな取り組みを根づかせるためには、計画から実行に渡り試行錯誤の連続であった。
3つの取り組みのうち、「ITの調達と運用に関するコンサル」「商談支援」の2つは掲げた目標を達成することができたが、「人材育成」は途中で計画を変更することとなった。
本論では、地域のITベンダーである当社が、限られた人員で新プロジェクトを立ち上げるに至った背景と、具体的な取り組みと有効性、今後の課題について述べる。
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