生命保険会社は、以前から「紙と人からなる事業」といわれてきたが、朝日生命では、平成17年に保全・支払業務に関する「保全イメージワークフローシステム」をはじめ、保全・支払システムを構築し、業務改善を図っている。
昨今、保険金・給付金の支払管理体制のさらなる強化や安定したサービスを将来に亘り確実に提供する等のIT戦略を踏まえ、保全・支払システムのプライベートクラウド化を図った。
実施にあたっては、システム基盤の共通化を行うとともに、最新のIT技術・機能を取り込むことで、利用者の利便性や生産性の向上、システムライフサイクルの長期化を目指した。
導入事例を通じて、実施後の効果分析とともに、関係者との調整やシステム構築時の留意点、今後の展望について論述する。
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