四国総合研究所では、日常業務で使用するグループウェアやファイル共用サーバなどを、出張時に利用するためや研究開発アイデア発想時、大規模災害・パンデミック発生時の対応を自宅など社外で行うための、社外・モバイル利用システムをセキュリティを確保して安価に構築した。
従来はハードディスク暗号化などの対策を行った持出専用パソコンを利用していたが、パソコンにデータを保管する限り、万一の紛失や盗難時に情報漏えいの恐れをなくすことはできない。
近年、LTEや無線LANはじめ高速ネットワークが整備され、パソコンに一切のデータを置かないシンクライアントの利用が可能となった。
一般的なシンクライアントは投資が大きいため、利用アプリケーションは限定されるが安価に構築でき使用するパソコンなどにデータを残さない仮想シンクライアントを活用してシステムを構築した。従来に比べ、セキュリティを確保し年間4割以上のコスト削減を実現している。
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