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論文詳細

金融基幹系プロジェクトへのアジャイル適用における課題と解決策

東京海上日動システムズ株式会社
論文要旨

本論文は、保険ビジネスが非常に複雑かつ急速に変化する中で、最新の「メソドロジー」「フレームワーク」「テクノロジー」を駆使することで、生命保険基幹業務システムを極めて短期間で開発した事例のなかから、特に「メソドロジー」であるアジャイル型開発にフォーカスをあて纏めたものである。
昨今の時代は、金融系システムでもお客さまサービスが始まり、スピードやユーザビリティを最優先とする仕組みが必要とされ、アジャイルのニーズが高まった。
金融業界の中でも、特に保険業界を取り巻く環境は、顧客ニーズの変化やIT技術の進展、法順守、他社システムの動向など変動面が多い。長期間に亘って開発していては、完成時期にニーズが変わってしまうおそれがある。
本事例で取り上げる「あんしんらくらく手続き」も、従前であればウォーターフォール型でシステムを開発し、数年間かけて普及、展開させていったものと思われるが、業界市場ニーズの変化スピードが加速しているため、システムもこれに応じた。
今回、金融業界の中でもいち早くアジャイルにチャレンジし、実際に開発して成果として得られたこと、課題として明らかになったこと、そして今後の開発にアジャイルを適正かつ有効に活用するためには、どんな取り組みが必要なのかを、本論文で報告する。

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