本論文は、自らが受けた新入社員向けの情報セキュリティ教育と、配属後、目に触れることになった一般社員向けの情報セキュリティ教育について、課題と解決策を提示することで、従業員に対して、情報セキュリティ意識の向上を目指すものである。
具体的な課題として、新入社員に対する教育は、入社間もない時期に行われるので、IT知識差や業務経験がないことによる理解不足が見られる。
そこで、新入社員には、情報セキュリティに関する基礎講座と、業務に習熟した後での分野別教育を追加することを提案している。
また、一般社員に対する教育では、個人の意識差が見られるなどの課題があるため、当社における情報セキュリティの現状を紹介し、認識してもらうことや、チーム単位での取り組みの追加を実施することを提案している。
このような取り組みを通じて情報セキュリティに関する危機意識を喚起し、従業員とともに自社を守って行きたいと考えている。
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