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論文詳細

設計視点からの要求仕様策定方法

(個人)
論文要旨

要求仕様を顧客から上手に引き出すためにいろいろな工夫が試みられてきた。
その基本的な態度はあくまで要求仕様は顧客から聞き出すものと考えられている。
はたしてそれだけでよいのか。要求仕様が顧客の頭の中にすでに存在するのであれば、聞き出せばよい。
しかし多くの場合、顧客もあいまいな要望、こうなればいいなという想いであり、問われたからといってすぐにすらすら述べられるものではない。
我々が顧客の要求を聞いてすぐさまプログラミングを始められるわけではないように、すなわちどのようにシステムを構築するかまずその設計を行うように、要望を形にするためには要求を設計することが必要である。
要求を設計するというのは、実際には業務の設計である。
業務をどのようにしたいかを設計すればその中にコンピュータシステムの要求が含まれている。
コンピュータシステムだけがシステムではない。業務もシステムである。
業務固有の技術や言葉は業務の専門家である顧客でなければわからないことが多くあるが、同じくシステムを設計するという立場に立てば、我々IT側からもっと積極的に顧客(業務側)にアプローチする方法があると考える。

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