高齢者が運行し高齢者が乗車するバスにICカードによる回数券利用システムの導入をした。
機器は、主にタブレット端末を使用し、ICカードへ回数券情報の書き込み・読み取りを行なう。
タブレット端末は、IT機器に不慣れな高齢者(運用者)でも容易に扱え、大型の画面で視覚的、感覚的に操作しやすいことが分かった。
ディスプレイ上で簡単に操作でき、コスト面でもシステム導入のハードルを下げる。また、ネットワークを介して、ICカードの利用履歴を特定の人に情報配信することも可能だ。
乗客(利用者)は「ICカードを持つ」といったシンプルな動作が、積極的な利用につながった。ICカードは高齢者でも抵抗感なく使用できることも分かった。
これらを上手に組み合わせることによって、ICTと疎遠な高齢者でも、ICTを使いこなすことができる。
高齢者にICTを意識させず、普段どおりの生活を送りながら、雇用創出や安心安全が手に入るICT技術の導入が、超高齢社会を迎える日本を豊かにする。
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