当社では2012年にポータルや電子メール等のコミュニケーションツールをクラウド基盤へと移行した。これはスマートデバイスと連携した活用推進を期待してのものであった。
電子メールは、オンプレミス運用時代からWebメールであったこと、またスマートデバイスは、ユーザーが私生活でも利用しており、あらためての操作講習会は不要と考えていた。
しかし現実には従来からの「ガラケー」やパソコンの置き換えにとどまり、むしろ使い勝手が悪い、持ち出す機器が増えたとマイナス面でとらえられるケースさえあった。
クラウド基盤のアプリケーションやスマートデバイスといったツールの展開に終始し、活用提案が不足していたことにあらためて気づく事となった。
その後の操作講習会、活用事例や使い方の周知などの巻き返し活動と運用から活用推進へのシフトという情報システム部門の役割変更について論じる。
|