最近の自動車産業の取り巻く環境は、年々厳しさを増している。その様な状況にあり、中小自動車部品製造業内の活気がますます失われつつある。優秀な加工技術を持つ日本の製造が生き残るために、今まで業務を「ITを利用し付加価値のない業務を効率良くこなす」必要性を感じてもらうために実施してきた。外部のデータセンターを利用することにより、低コストでシステム構築が可能となる。そして、システムの広がりに臨機応変に増加/減少を行うことも可能となる。
日本の中小自動車部品製造業が、本業のものづくりに集中することができる環境が整ってきた。中小自動車部品製造業の経営者は、付加価値の高い独自技術の改善に努め、付加価値を生まない業務はアウトソーシングで対応し、活性化が進むことを期待する。
この論文が業務改善のヒントになることを期待する。
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