スマートフォンの普及に伴い、スマートフォンを有効に活用した事例が新聞や雑誌などで多く報告されている。当社においても、これまで多く提供してきたPCを利用する業務系アプリケーションに加え、今後は、スマートフォンやタブレット端末を活用する案件が増加することは必至である。また、利用範囲においても企業内のみならず、コンシューマ向けが拡大すると予想される。しかしながら、スマートフォンやタブレット端末を利用するシステム開発には、これまで当社が経験してきた業務系システム開発にはない留意点や工夫が必要である。
本論文では、東京無線協同組合向けに開発した、スマートフォンを利用したタクシー配車システムの開発事例を通して、コンシューマ向けのスマートフォンアプリケーションおよびスマートフォンと連携するシステムを開発するにあたっての留意点や工夫点について論述する。
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