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論文詳細

業務フローを活用した受入テストについて
~消極的なユーザー部門を巻き込むには~

近鉄情報システム(株)
論文要旨

近鉄情報システム(株)は、近畿日本鉄道㈱の情報子会社であり、近鉄のシステム部門としてシステム開発、インフラ構築、運用などを行っている。
近年、業務システムによっては、システム開発を外注し、要件定義や受入テストをユーザー部門と共に行うこともある。その場合、システム部門への依存度が高くなり、ユーザー視点によるテストが不十分となる。結果、システム運用開始後、業務とシステム機能との乖離が判明し、「システム品質がよくない」といった問題が発生する場合がある。
しかし、本来はユーザー部門も十分な受入テストを行い、システム品質を確認・検証しなければならない。今般、構築を進めている「近鉄グループ共通ポイントシステム」の開発において、業務の流れとシステムの機能を関連付けた文書とフロー図からなる「業務フロー」を活用し、ユーザー部門でも受入テストを行えることを目指した。
本稿では、その具体的な作業内容とその有効性を述べる。

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