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12/03/13 更新
 

論文詳細

総利益最大化スケジューリング手法による自律型製造システムモデルを用いた
インターネットものづくりビジネスの一考察

京都情報大学院大学
論文要旨

インターネット・Web.Cloud 技術の進展にしたがって顧客とWeb システムとが連携したサービスビジネスにおける情報通信技術の活用はめざましいものがある。一方、ものづくりビジネスでは、顧客と製造システムとが直接インターネット・Web.クラウド経由で取引をおこなうことは尐ない。
本論文では、最初に従来型の生産システムの課題を述べ、つぎに提案するWeb 型ものづくりビジネスモデル・自律型製造システムモデルおよび総利益最大化スケジューリングのアルゴリズムについて述べる。最後に製造装置自身が顧客と直接交渉し自律的に総利益最大化対応ができるWeb 型ものづくりビジネスモデルを機械部品加工およびラピッドプロトタイピングビジネスに適用した場合の実現の可能性について言及する。
ここで、自律型製造システムモデルは、特定・不特定な顧客からの製品作成の依頼を直接受け、自身の保持している能力(機能・性能)、スケジューリング、評価・判断機能をより処理を行うものである。
また、“総利益最大化”とは、インターネットより複数の顧客から依頼されるジョブの中よりジョブ選択を行いジョブの合計利益が最大となるジョブ群を選択し得られる機会損失の低減や設備利用率の向上に基づく利益のことである。

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