プロジェクトの工程計画(スケジューリング)や進捗管理を行うための手法やツールは、数多く存在する。今までプロジェクト管理ソフトや自身で作成したツール、付箋を利用した見える化ボードなどを使ってきた。
しかし「日々の入力が手間」、「スケジュールの変更が面倒」、「有益な情報が得られない」といった運用上の問題が発生し、ベストな手法(ツール)として定着しなかった。試行錯誤を続ける中で、それらの問題を解決するべく、「より手間のかからない方法で、いつ見ても正確な計画と進捗が定量化されて“見える”」を目的に、新たな進捗管理ツールを開発した。
本論文では、そのツールで実現した“入力量の低減”や“自動化”の方法と、プロジェクト管理コストの削減効果について述べる。
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