SIビジネスを取り巻く環境は厳しさを増す一方であり、ある意味では危機的な局面になりつつある。大きな環境の変化として、技術面、市場面、顧客面の3つが挙げられる。
その結果、「要件変更・仕様変更が常に発生するリスク」が非常に大きくなった。
各種業界紙などでも、「システム開発プロジェクトの成功率」についての記事は比較的多く、中には成功率が30%以下との調査結果が掲載されたこともあり、富士通グループでも見過ごすことの出来ない問題であると認識している。
さて、SIビジネスにおいて、富士通グループが長年に渡って築き上げてきた開発プロセスであるSDEMに目を移すと、品質を第三者が検証するプロセスが定義されていない問題点があり、その解決策として当社が実施したSIプロジェクトにおける高品質実現に向けたプロセス品質/プロダクト品質の第三者検証アプローチについて述べる。
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