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日本ミルクコミュニティ株式会社では、平成17年3月に経営の効率化および原価活動が即時に把握できるシステムを新規に構築することを決定した。
従来使用してきたシステムは月次処理中心のシステムであり、2,000億強の売上のある企業が月次でしか経営状況を把握できないことは大きな問題だとした為である。
本システムは5,000人月を要する大規模開発であったが、稼動時期を平成17年3月にしなければならないという制約があった。
そうした状況の中で私はプロジェクト責任者を命じられ、当社に出向し当システムの構築を担当することとなった。
プロジェクトはさまざまな困難に直面したが、最終的には当初計画より1ヶ月前倒しての本番稼動を実現することができた。
当論文ではその軌跡について述べるとともに、大規模プロジェクトを成功に導くためのプロジェクト運営について、私なりの考えを述べさせて頂くこととする。
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