全国銀行協会は,平成18年4月1日から,企業・銀行間の口座振替・口座振込データの授受媒体の取扱基準に光磁気ディスクを追加した.これに伴い,金融機関は顧客の利便性向上のため,授受媒体として光磁気ディスク採用の検討に入った.
派遣先であるもみじ銀行は,これまで授受媒体として,磁気テープ,データ伝送,フロッピーディスクなどを用いてきた.このうちフロッピーディスクでのデータ交換は専用機で運用してきたが,機械の故障などによる代替機の手配が難しく,情報保護など昨今の社会情勢の変化に対応する必要性,および,光磁気ディスクによる取扱いを開始することから,(DOS形式・IBM形式のファイル変換を含めた)システムの拡張性,安全性の向上を図り,他金融機関でも利用可能なパッケージとして,クライアント/サーバ型の口座振替FD交換システムを構築し,システムを更改した.
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