
現在、日本の製造業は、グローバルでの競争激化をはじめ、製品ライフサイクルの短期化、各種の規制、資源・環境対策を迫られています。こうした市場環境を背景に、企業は製品開発力とコスト競争力を高め、良い製品を迅速に市場に投入していくことが至上命題となっています。
しかし今や、これだけでは十分とはいえません。従来の延長上での改革や効率化を行ない、高品質の製品を適時に市場に投入しても、収益性が低く、競争力も横並びの状態です。この混沌から脱するには、ものづくり体系の抜本的な見直しが不可欠です。売れる製品、もうかる製品を作るには何をすればよいか、真剣に考えざるを得なくなりました。
この大きな変化に対応するには、今まで聖域とされた研究開発や設計業務、生産準備や生産技術といった上流工程の業務改革が必須になろうとしています。ものづくりには従来以上にイノベイティブな発想が必要であり、変化にうまく対処できる柔軟性ある事業体制を組めるか否かが、企業の生き残りを左右することになります。
PLMは、こうしたものづくり体系の抜本的な見直しを支援する強力な手段なのです。