PLEMIA 導入事例
株式会社アイ・オー・データ機器 様
積極的に情報を活用するPLEMIAにより製品開発の業務効率を飛躍的にアップ
全体最適を実感し余力を顧客ニーズ先取りの製品開発に投入
技術情報を時間軸、製品軸、カテゴリ軸の3つの軸で管理し活用できるPLEMIAに着目。ベテランの設計ノウハウのテンプレート化と、技術情報の一元管理で、必要な情報に素早くアクセスできる環境を構築し、製品開発の大幅なスピードアップを実現している。いまや開発部門の基幹システムとして、社内はもとより協力会社との情報連携の一翼を担う。
| 導入事例キーワード | |
|---|---|
| 設計品: | コンピュータおよびデジタル家電関連周辺機器の設計、製造、販売 |
| ソリューション: | PLMソリューション |
| 製品: | PLEMIA
|

細野 昭雄 様
株式会社 アイ・オー・データ機器
代表取締役社長

木下 誠 様
株式会社 アイ・オー・データ機器
執行役員
技術支援部 部長

小柳 雅寛 様
株式会社 アイ・オー・データ機器
技術支援部
技術管理1課 課長
アイ・オー・データ機器はハードディスク、USBメモリ、ワンセグチューナー、無線LAN機器などコンピュータ周辺機器を中心に幅広くデジタル製品の製造販売を手がける最大手メーカーだ。1976年の創業以来、ディスプレイ、コンピュータ周辺機器、デジタル家電用周辺機器と次々に新しい分野を手がけてきた。コンシューマーニーズに合致した新製品をスピーディーに企画、開発し、タイミングよく市場に投入する体力が求められる。
生鮮的な製品を提供し続けるトップメーカの課題

大島 貴美代 様
株式会社 アイ・オー・データ機器
開発本部
エンターテインメント開発部
デジタルホーム開発課
リーダー

大脇 真貴 様
株式会社 アイ・オー・データ機器
開発本部
エンターテインメント開発部
デジタルメディア開発課
リーダー
同社が市場に送り出す製品は、年間約300アイテムにも及ぶ。「コンピュータ、デジタル家電用周辺機器の市場環境の変化は『あまりにも早すぎる』といわれるほどです」と、細野社長は危機感を隠さない。同社では、市場ニーズにマッチした既存製品のラインナップ拡充と、売れ筋製品を探る新製品開発を同時並行で進めている。「その中で、進捗管理が共有されないため、開発遅延時にどうリソース配分すべきかの判断が遅れるなどの課題を抱えていました。また製品化に関係するシステムが点在していたため、必要な処理に時間が掛かったり、紙による情報管理であったために2次活用がしづらかったり、承認待ち書類を探しまわるなどといった状況に改善の余地があると考えていました。」(小柳様)。
技術情報インフラには、時間軸/製品軸/カテゴリ軸が必要

LAN DISK Tera (HDL-GTRシリーズ)
技術情報システムは、当初ERPを構築するベンダが提案したPDMで検討が進められた。しかし、パッケージ機能と求める要件のギャップが大きすぎるとの判断から、本稼働を半年後に控える状態であったが変更を決断。「システムを再構築するからには、現場が求める最高のシステムにしたいとの思いで、社長と直談判しました」と小柳様は当時を振り返る。
それまでの検討で技術情報の一元管理の重要性は分かっていた。しかし担当する業務(目的)の違いにより情報を見る視点も異なるので、それに応える情報管理ができないものだろうかとの声が上がっていた。「製品開発中は時間軸、開発完了後は製品軸、さらに図面や議事録などをカテゴリ軸として分類するPLEMIAのデモは、まさに自分たちがやりたいことそのもの。この機能を活用して飛躍的に効率を上げていく自分たちの姿を鮮明にイメージできました」と大脇様はPLEMIAを選定した理由を述懐する。
情報の一元管理に加えて、業務のテンプレート化が情報活用のポイント

LAN DISK Tera (HDL-GTR2Uシリーズ)
PLEMIAをベースに再構築し「Polaris」と社内名を付された技術情報システムでは、製品化プロセスを中心として、図面や議事録、業務に必要なフォーマットや手順書などすべての技術文書が一元管理された。また、品目コードの全社的統一とBOMデータの共有化が図られ、サポート部門や品質管理部門などもそれぞれ見やすい視点で開発部門の登録文書を閲覧し活用できるようになった。さらに一連の処理が電子化、関係者全員が自席から同時に審査検証内容をレビューできるようになり、会議の効率が劇的に向上した。
もちろん情報の一元化だけでは、業務効率をあげることは難しい。そこで同社では、経験豊富なベテランの製品化プロセスをタイプごとにテンプレート化し、関連する情報を紐付け管理することで、情報を積極的かつ意図的に情報活用する仕組みを加えた。このように製品カテゴリを越えた技術情報の共有と融合が促進されたことで、製品の開発期間は導入前にくらべ短縮した。
大島様は設計担当者としてその効果を実感している。「従来は紙やシステムの点在化で人についていた技術情報がPolarisの導入により自席からシステムを利用して必要な技術情報をスピーディーに活用できるようになり、通常は1年かかる開発を、品質を低下させることなく付加価値を付けて半年で実現できました」。また、すべてのプロジェクトの進捗を見渡すことも可能となり「プロジェクトが遅れたときのリソース配分の変更が早期にジャッジできるようになりました」(小柳様)。
市場変化に合わせて、製品開発プロセスも柔軟に変更
「Polaris」は開発部門の基幹システムとして、水や空気のように無くてはならないシステムとなった。しかし製品開発の現場は、刻々と進化する技術や市場ニーズ、ビジネスフォーメーションなどに応じて開発プロセスをジャストミートさせねばならない。一度作ったシステムもその変化に対応できなければ、すぐに使い物にならなくなってしまう。
「Polaris」は、開発開始からわずか半年で本稼働にこぎつけたことも、「今の現場」にミートできた証と言える。「(富士通の)SE力の高さは格別です。全力を尽くした『戦友』として全幅の信頼を置いています。今後は軽微なカスタマイズに社内で対応する体制とし、ツールの効果を最大限に引き出していきたい」と、小柳様は付け加えた。
「業務効率の向上は実感で5倍。ベンチャー時代以来の社内文化の変化を実感しています。システム導入で生まれた時間を、創造性の向上、お客様の声を聞く時間に振り向けていきたい」(木下様)全体最適を目指す技術情報システム導入が同社に顕在する開発力を顕在化させたと言える。
【会社概要】
株式会社アイ・オー・データ機器
- 本社:石川県金沢市桜田町3-10
- 設立:1976年(昭和51年)1月
- 代表取締役社長:細野 昭雄
- 資本金:3,588百万円
- 従業員数:604人(連結ベース 2008年6月期)/ 557人(単体ベース 2008年6月期)
- 事業内容:
コンピュータおよびデジタル家電関連周辺機器の設計、製造、販売 - URL:http://www.iodata.jp/


