導入事例 NX
シミズ工業株式会社様
金型づくりに加工CAMシステム「FFAUT」を戦略的に活用し、
大きな効果をあげている。
[2005年 掲載]
| 導入事例キーワード | |
|---|---|
| 業種: | 製造業 |
| ソリューション: | PLMソリューション |
| 製品: | Unigraphics |
製造業では、グルーバル化が進み、競争力強化のためのコスト削減、リードタイム短縮、品質向上がますます重要になっている。特に金型業界では、コスト・リードタイムともに半減という厳しい客先要求もでてきている。カーエアコンなどの樹脂製の自動車部品製造とその金型の設計製作を行っているシミズ工業株式会社様では、3次元CAD/CAMシステム「Unigraphics NX」、高速切削加工CAMシステム「FFAUT」を活用。金型づくりにデジタルモックアップ(DMU)技術を戦略的に活用し、大きな効果をあげている。
取扱い商品群
シミズ工業様では、自動車用の大物樹脂成形金型(バンパー、インパネ)製作、カーエアコン・ラジエーター関連の金型製作から成形・組付までを行っている。
3次元化の取組み
「当社では、1997年にUnigraphics NXを導入、サーフェスから3次元ソリッドを活用した金型DMU作業へ大きく業務を変革。組織や作業の進め方見直しを含めた業務改革を実施してきました。」と語るのは技術部副部長の神谷氏。シミズ工業様では、CAD/CAM統合システムであるUnigraphics NXを核として、一気通貫DBを構築。コスト削減、リードタイム短縮、品質向上への取組みを推進してきた。一気通貫DB構築にあたり、以下の工夫をしている。
加工要件を付加した3次元製品・金型データの整備
アセンブリ機能を利用した関連金型部品のユニット化と金型DMUのツリー構造化
レイヤ、マクロ、メニューなどのカスタマイズによる設計ルールのUniraphics NX組込
光造形・解析結果など技術に裏づけされたデータ整備
これらの一気通貫DBを利用することで、シミズ工業の設計基準に則った金型DMUを作成。設計者ごとの品質バラツキや工数低減が図れるように工夫している。一気通貫DBでは加工要件も盛り込まれており、下図に示すようにDR完了後に加工データが作成されるような工夫を行っている。

さらに、客先開発設計部門に自社の技術者を派遣したデザインインの取組みにより、製品設計、金型設計、加工のコンカレント化を実現。全体のリードタイムの短縮と早期に完成度の高いデータ出力を可能としている。

DRへの活用
これらの一気通貫DBを活用し、70インチ大型ディスプレイを活用して関連部門の参加によるDRを行っている。DRで実物に近いイメージの金型DMUを利用することで、新しい発想での改善案や、加工着手前に問題点の未然防止が可能となった。金型DMUデータは、加工現場、国内・海外生産工場でも活用されている。
今後の展望
シミズ工業様では、次のステップとして、下図に示すように、金型設計製作だけでなく成形までも含めた、ナレッジを考慮したDBのさらなる充実と品質向上に取り組んでいる。神谷氏は、「今後も、さらなる金型の価格低減・リードタイム短縮の競争激化が予想されます。これらに打ち勝つために、デジタルモックアップの精度向上が必要だと考えています。具体的には、2つの取り組みを行っています。1つは、一気通貫DBの内容見直しとスパイラルアップです。もう一つは、NXのもつデジタル情報を核として、技術情報管理、原価管理、生産管理といった社内システムの有機的な結合です。金型の受注から出荷までの一貫したシステム(SUMMIT)の構築で、情報を早い段階で見える化し、早期に対策を実施することで厳しい客先要求に応えていきたい。」と語った。
【会社概要】
シミズ工業株式会社様
- 所在地: 愛知県刈谷市
- 設立: 1944年(昭和19年9月)
- 資本金: 1億円
- 従業員数: 500名
- 事業内容: 自動車部品製造、金型の設計製作
- ホームページ:


