導入事例
コアテック株式会社 様
見積構想をICAD/SXで3次元化
標準ユニット応用設備の拡販によりQ、C、Dを実践し、CS向上を図る
※CS: Customer Satisfaction 顧客満足度
自動車業界向けの自動組立ラインやリークテスト装置を手がけるコアテックは、顧客満足度と生産性の向上を目指して、営業・設計・製造すべてをフロントローディングするプロセス改革に着手。その第一歩として、2次元で作られていた構想図を富士通の「ICAD/SX」で3次元化。今日まで培ってきた標準ユニットの活用を顧客に提案し、図面流用率を高めることを推進した。その結果、設計製作期間4カ月の設備を3カ月に短縮することが可能となった。今後、新しい設計・製造プロセス「3D構想コンカレントエンジニアリング」に基づいて、さらなるCS向上を目指してゆく。
| 導入事例キーワード | |
|---|---|
| 業種: | 各種自動組立機、リークテスト機、自動溶接機、切削機、液晶及び半導体関連装置、各種ロボット、搬送装置、検査装置、各種治具、ソーラー発電設備、冷暖房装置、風力発電設備、インターネット関連事業、ACサーボナットランナー、ACサーボプレスなど |
| ソリューション: | PLMソリューション
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| 製品: | ICAD/SX
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片岡 俊則 様
コアテック株式会社
営業グループ
部長

長岡 将克 様
コアテック株式会社
営業グループ
主事
岡山県総社市に本社を置くコアテックは、1961年3月に財団法人地方発明センターとして誕生、1972年4月に株式会社機器開発工業として独立した。当初は切削専用機を専門としていたが、その後、メカトロニクスに強いFAメーカーへの脱皮を遂げ、1988年6月に現社名に変更している。
同社の基本的なビジネス姿勢について、営業グループ 部長の片岡俊則様は「お客さまの80%以上は、自動車メーカーと自動車部品メーカーです。そうしたお客さまのご要望に、当社はあくなきチャレンジ精神でお応えしていきます」と語る。これを実現するため、約3年前、富士通の3次元設計ツール「ICAD/SX Mechanical PRO」を試行導入した。「モノやニーズに応じて2次元CADと3次元CADを使い分けながら試行しました」と営業グループ 主事の長岡将克様は話す。
3次元CADによる設計の迅速化と高精度化で効果が出ると判断した2007年秋、コアテックは3次元設計の長所を活かす第2段階の活用へと駒を進めることにした。「顧客満足度100%」と「生産性の向上」を目標に、営業・設計・製造すべてをフロントローディングするためのツールとしてもICAD/SXを使うことにしたのである。
見やすい構想図でCSを高め
標準ユニットの流用を推進する

エンジン組立ライン
具体的な対象となったのは、構想図だ。その目論見を、片岡様は「営業活動に欠かせない見積書、構想図、仕様書の3点のうち、受注に最も大きな効果があるのは構想図です。従来は2次元CADで作られていた構想図を3次元CADで見やすくすることにより、CS(顧客満足度)を高められるのではないかと考えました」と語る。
コアテックが構想図の作成にICAD/SXを使うことにした理由は、もう1つある。FA用の機器であっても、標準ユニットを組み合わせて作ったほうが品質・コスト・納期(QCD)を向上させるには効果的である。そこで、構想図上でも直感的にアセンブリ配置できるICAD/SXの能力を活用して、標準ユニットの組み合わせ方を顧客に分かりやすく示すことにしたのだ。モバイルPCでも装置全体の3次元アセンブリを高速に行えるICAD/SXは、客先でのプレゼンテーションに使うためのツールとしてもベストの選択肢であった。
顧客要件を設計に早期に反映し
設計・製造期間の短縮を見込む

構想図に「ICAD/SX」の3次元表示を使って、標準ユニットをどのように組み合わせるかを顧客に分かりやすく説明
さらに、初期の段階からICAD/SXによる3次元設計を行うことは、設計・製造プロセス全体を前倒しすることにもなる。部品や購入品のコストダウン案、組立工程における組立性改善案、作り込みに対する顧客要件など、従来はモノができてからしか聞き出すことができなかった改善意見を、構想設計の時点で取り入れてしまうことができるのだ。「後工程での改善案をフロントローディングし、標準ユニットの流用で、設計・製造期間の大幅短縮が見込めます」と長岡様は説明する。
この新しい設計・製造プロセスを、コアテックは「3D構想コンカレントエンジニアリング」と呼んでいる。ポイントとなる「3D構想設計」の工程では、顧客や社内の様々な役割の人と意思を疎通させるために、デジタルモックアップデザインレビュー(DMDR)による可視化も併せて行われる予定だ。DMDRで使われた3次元モデルは、2次元または3次元CADのデータに変換された上で、後続の設計・開発工程の出発点として使われていくことになる。
3D構想コンカレントエンジニアリングは発展途上の設計・製造プロセスではあるものの、ICAD/SXを使った構想設計はすでにいくつかの実案件で効果を挙げている。片岡様は「標準ユニットの流用率が向上し、設計者にかかる負担もそれだけ軽くなりました」と語り、「これまでなら4カ月はかかったと思われる設計・製造が3カ月ほどで済んだり、お客さまに提案する構想図を2次元から3次元に差し替えることで、よりスムーズに受注契約できたりした実例もあります」と付け加える。

コアテックのこれからの設計・製造プロセスとなる「3D構想コンカレントエンジニアリング」。
ものづくりの前に改善案を取り込むことができる
解析にも3次元CAM連携にも
3次元モデル活用を目指す

組立機の3次元モデル
ICAD/SXを活用した構想設計に手応えを感じたコアテックは、3次元設計によって作り出されたデータをさらに多様に活用していこうと考えている。「営業部門で行われている構想設計やDMDRの取り組みに続き、後続の工程でも3次元モデルを有効に使っていきます」と語る長岡様が挙げるのは、設計、組み立て、部品製作の各工程への展開だ。
例えば、設計工程では、3次元モデルを基に解析を行うことによって、同一の品質を保ちながら原材料の使用量がより少ない設計が可能になる。あらゆる原料価格が高騰している今、こうしたコストダウンが企業競争力を高めることは確実だ。
「顧客ニーズをいち早くキャッチし、迅速な対応、斬新な提案でさらなるCS向上を目指していきます」と語る片岡様。富士通のICAD/SXは、コアテックのそうした取り組みに欠かせないツールとなっている。
【会社概要】
コアテック株式会社
- 本社:岡山県総社市赤浜500番地
- 設立:1972年4月
- 取締役社長:須増仁志
- 資本金:1億6,700万円
- 従業員:220名(2007年現在)
- 事業内容:
各種自動組立機、リークテスト機、自動溶接機、切削機、液晶及び半導体関連装置、各種ロボット、搬送装置、検査装置、各種治具、ソーラー発電設備、冷暖房装置、風力発電設備、インターネット関連事業、ACサーボナットランナー、ACサーボプレス - URL:http://www.coretec.co.jp/
【製品】導入した製品
詳細事例
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