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信用リスク管理システム

信用リスク管理システム「Credit Director」ご紹介

1.背景

銀行経営における2つのキーワード(1)安全性の確保と(2)収益性の向上を同時に実現することを目標として、リスクを適切に把握し、リスクに見合ったリターンを確保するために、信用リスクの計量化が図られてまいりました。

富士通では、当社シンクタンクである富士通総研と大手都市銀行殿にて信用リスク管理システムを共同開発し、平成9年下期に試行を行い、10年4月より実務運用して現在に至っています。

信用リスクの計量化については、金融庁の検査マニュアルやオフサイトモニタリングでのチェック項目に採用され、またBIS自己資本規制にも考慮される方向になっており、金融機関経営の重要ポイントとの認識が定着してきています。

2.システム構成と処理の流れ

取引先の格付データと、過去の格付推移から、現在の貸出資産で将来発生する予想損失と最大損失をモンテカルロシミュレーションにより算出します。


3.システムの特長

1.銀行個別の格付制度に柔軟に対応

  • 本システムは格付データさえあればシミュレーション計算が可能。各銀行個別に制定されている格付制度に柔軟に対応します。
  • 格付制度の見直しや再構築を検討される銀行殿には、当社グループのコンサルティング担当部門が支援サービスをご提供いたします。

2.計算手法の優秀性

  • 信用リスクの計量化については、標準として評価されている手法はなく、金融機関やシステムベンダが独自の手法を編み出しています。
  • その中でも当社システムは、その理論的 明確さと実務上の運用性において、世界的にも高い評価を得ています。

3.金融庁の検査マニュアルの趣旨に合致

  • 検査マニュアルには以下の趣旨が表現されています。
    「信用リスク管理のために、内部モデル等を使用して信用リスクの計量化を行うことが望ましい」
    → (当社システムのような)リスク計量化モデルの採用を推奨しています。
    「一般貸倒引当金の算定にあたっては、信用格付別に遷移分析を用いて予想損失額を算定する方法が基本である」
    → 当社の計算手法は、掲記で基本であると認識された格付遷移分析を用いています。

4.予想損失 ・ 最大損失を格付別、業種別、営業店別などに分類して算定

  • 損失額を格付別、業種別に算定しますので、融資利率のガイドラインとして、また営業店業績評価の評価基準として有用な情報を得ることができます。