自主的な受講で時間の有効利用とモチベーションの向上
小倉第一病院様 導入事例
自分たちの手でコンテンツを開発し、職員が自主的にコースを受講する環境を整えました。集合研修では受講しにくかった職員たちが積極的にeラーニングに取り組んでいます。
導入の背景

小倉第一病院
副院長 中村秀敏氏(右)
MIT部部長 隈本寿一氏
病院は、職員全員が一斉に研修に取り組むことが難しい職場です。院内で集合研修を行おうとしても参加できるのは一部の人だけになり、受講できない職員も少なくありませんでした。
そこで、2002年頃、どの職員も容易に研修に参加できるようにするため、eラーニングの 導入の検討を始めました。
体制とルール作り
eラーニングシステムInternet Navigwareの導入後、まず院内の体制として、2年目~5年目の若手中心のコンテンツ開発の専属チームを作りました。
さらに、以下のようなルールを設定し、統一感があり、教育効果の上がるコンテンツ作りを目指しました。
- ネットワークの負担を考慮して、ひとつのページは2MB以内のサイズにする
- ひとつのコースは10分以内で学習できるボリュームとする
- 作成者によってデザインが異なることのないよう、特定のフォーマットに従い作成する
作成されたコンテンツは、監査担当者の監査後にネットワーク上に公開され、成績、履歴 情報は管理担当者により管理される体制を整えました。
導入効果
コースの受講対象者は、院内の100名余りの全職員です。コースは、医療機器の操作方法、医療安全、カルテの書き方など、ほとんどが業務に関わるもので、コースが公開されると、グループウェアで職員に連絡され、受講したい人が自主的に受講するという運用をしています。
集合型の院内研修では20%~30%だった受講率が、eラーニングでは、多くのコ ースが80%以上の受講率を示しています。いつでも受講できるという点で、職員が時間を最大限に活かしていると言えます。特に、20代~30代では、多くのコースで100%に近い受講率を示しています。
今後の課題
同院は2005年に、日本e-Learning大賞 審査委員特別優秀賞を受賞し、高い評価を得て います。しかし、多くの医療関係者が同院の取り組みを見て、感化されるにもかかわらず、実際に eラーニングを導入するのはわずかです。これは、医療現場のeラーニングコンテンツが普及していないことが大きな要因のひとつです。
医療現場向けのeラーニングコンテンツの一般化、共有化を実現することが、これからの課題と言え、同院はその課題克服に尽力しています。
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