
右京中央図書館様における全蔵書へのICタグ装備は京都市初のサービスであり、大きな特長である「京都大百科事典的図書館」「IT化に対応した環境づくり」を支えています。
[ 2011年5月12日掲載 ]

児童書コーナー
右京の「右」の字をかたどった机
右京中央図書館様は、平成20年6月30日に、再開発によって交通の要所に建設された複合施設[サンサ右京]内にオープンしました。
自然光を取り入れた明るい館内は、ガラス張りのレファレンスルーム、パソコン34台を備えた電子メディアゾーン、中高生向けのティーンズコーナーなど、利用者のためのスペースが広々と確保されています。
建設にあたっては、地元住民の参加によるワークショップや市民アンケートを実施し、市民の声を取り入れた施設づくりを徹底しました。

広い館内は平日も利用者で混雑する
「建設に際しては、さまざまな自治体の最先端事例を見学しました。各館の優れたところを取り入れようとしたとき、ICタグの導入が必要と考えたのです。また、現在の右京中央図書館が開館してから、約26,000人が新規に利用者登録しています。立地の利便性や施設自体の魅力だけでなく、図書館を効果的に運営することで、利用者の掘り起こしが可能になったのです。
その運営をバックアップするのがICタグです。週末などもっとも混雑する時でも、利用者をお待たせすることなく対応できるなど、ICタグを導入しなければ不可能なことが多数あります。ICタグなしでの運営はもう考えられません」

館内に3台設置されたIC自動貸出機
右京中央図書館様のIC化を実現したのは「iLiscomp(アイリスコンポ)」です。iLiscomp(アイリスコンポ)は、弊社の図書館システム「iLisシリーズ」に追加することで、基本的にはカスタマイズ不要で業務のIC化を実現します。
右京中央図書館様では、自動貸出機、自動化書庫、セキュリティゲートなどが稼動中であり、利用者サービス向上・業務効率化のさまざまな効果が表れています。
「貸出冊数が一日7000冊を超えたことも何度かありますが、対応できるのはICタグの効果だと思います」(お客様の声) 現在、自動貸出機の利用は全体の約40%にのぼり、貸出カウンターでの一括処理とともに、混雑緩和に貢献しています。
また、利用者が多いため、予約・返却の他館資料も多く集まりますが、「開館前の限られた時間に、貸出・返却の搬送を一括処理できるのはとても助かります」(お客様の声)

レファレンスデスク
右京中央図書館様では、「京都」に関する資料や情報を集中的に取り扱う「京都大百科事典ゾーン」を開設し、各方面からの「京都」研究・調査のニーズに対応しています。また市内の図書館全体の総合的なレファレンスの中心的役割を担っており、他館のバックアップも行っています。
「当館は他の市館に比べ圧倒的に京都関連の資料が多く、京都のことなら何でもわかる、という利用者の信頼に応えなければいけません。すべての資料にICタグを貼付したことで、閉架資料であっても、自動化書庫を利用してすばやく提供できます」(お客様の声)
図書特別整理期間中の図書データ(約20万冊分)の読み取り作業は、2日間という短期間で完了しています。そのためデータ読み取り以外の作業が余裕を持ってできるようになり、作業効率がアップしました。
「以前は書庫の限られたスペースの中で、重い本を一冊一冊取り出して読み取らなければならず、職員にとって非常に負担でした。ICタグを導入してからはまとめて処理することができ、大変楽になっています」(お客様の声)

| 所在地 | 京都府京都市右京区太秦下刑部町12 サンサ右京3F |
|---|---|
| 開館時間 | 水~月 10時~20時30分 土・日・祝 10時~17時 (児童だけの利用は10時~17時) |
| 建物延べ床面積 | 約3,000㎡ (京都市図書館最大) |
| 蔵書数 | 184,291冊 (2008年現在) |
| 年間来館者数 | 497,937人 (2008年現在) |
| 年間貸出人数 | 250,666人 (2008年現在) |
| 年間貸出冊数 | 856,676冊 (2008年現在) |
| 端末台数 | 53台(業務端末9台、館内OPAC10台、解放端末34台) |
| ホームページ | 京都市右京中央図書館 様 ホームページ |
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