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日出町教育委員会様(大分県)- 導入事例 -

教育現場のIT化は教職員から
~「SA@SCHOOLコミュニケーションシステム」による充実したコミュニケーションと情報共有~
日出町教育委員会様(大分県)

日出町立日出小学校

日出町立日出小学校

日出町立日出小学校では、1997年度より教職員へのIT活用の浸透をはかり、その後児童も含め校内全体のIT化を進めています。同小学校におけるIT活用の大きな特徴の1つとして、学校の枠を超えたコミュニケーションシステムを有効活用している点が挙げられます。日出町内の教育機関全体で、校務支援ソリューション「SA@SCHOOLコミュニケーションシステム(以下SA@SCHOOL/CM)」を導入。このシステムを多くの教職員が利用することで、学校内はもちろんのこと、教育委員会と学校、各学校間でも円滑なコミュニケーションと情報共有を実現しています。

先進的なIT実践で評価の高い日出小学校

日出小学校 情報教育・研究・理科担当 笠置 隆宜先生

笠置 隆宜先生
日出小学校
情報教育・研究・理科担当

大分県の日出城址二の丸にあり、校庭から別府湾を一望できる日出町立日出小学校。その眼下で採れるカレイが有名な「城下カレイ」であり、こちらの名前を知っている人も多いことでしょう。

日出小学校は、先進的なIT実践で高い評価を得ている小学校でもあります。

その日出小学校のIT化は、1997年にさかのぼります。町から高額の予算を受けて、コンピュータルームを整備。サーバ1台とクライアントとなるパソコン17台(PC室LANを含む)を導入しました。「日出町では当校が実験的な位置づけで、予算を用意してもらいました。しかし、コンピュータルームを設けたものの、初年度はほとんど利用されないという状態でした。ここで実績を上げなければ、次年度以降他校の整備に影響が出ます。真剣にITを広める仕組みを考えました」と、日出小学校の笠置 隆宜先生(情報教育・研究・理科担当)は語られます。

その頃はまだ、ワープロ専用機が一般に利用されており、教職員でのパソコン使用者は2人だけ。パソコンの導入に懐疑的な声もあったといいます。年末には利用者が増えたものの、わずかに5人という数でした。


教職員にIT化を進め児童へと浸透

職員室でもパソコンを活用

職員室でもパソコンを活用

そこで、笠置先生が考えられたのは、まず教職員にIT化を進めるということでした。教職員がITに及び腰になっていたり、不安があったりしてはITを活用した教育ができるわけがありません。翌年、日出小学校は校内研究テーマを「コンピュータを利用した学習活動の工夫」に設定。職員室にも手作りLANを構築し、職員間でプリンタやファイルの共有ができるようになりました。この利便性やコンピュータを利用した授業研究を通して、その年度内に教職員全員がパソコンを購入して、事務処理や教育活動にパソコンを積極的に利用するようになりました。

2004年3月現在、サーバは4台(内1台はWebサーバ)。コンピュータ室は3つになり、パソコン台数は127台、この他全教室にLAN端子とパソコン1台が設置されています。ページプリンタ3台、カラーページプリンタ1台、インクジェットプリンタ12台、デジタルカメラ24台、デジタルビデオカメラ2台。3年生以上にはコンピュータ室を開放して、自由にメールや掲示板を利用できるようにしています。

ITを利用した授業も積極的に進めています。例えば、総合的な学習の時間では、児童がテーマに沿って調べた事柄を、ITを利用してプレゼンテーションしたり、ホームページを作成し公開したりしています。また、各教科の授業にITを積極的に活用し、動画等を利用して分かりやすい授業を実現したり、ドリルソフト等を積極活用し学習内容の定着をはかったりするなど、児童の学力を向上させる取り組みも進めています。

ことに、全員参加の手作りホームページの完成度が高く、「J-KIDSホームページ大賞(第1回全日本小学校ホームページ大賞)」の大分県代表にも選ばれました。


「SA@SCHOOL」で意見交換と業務の効率化

日出小学校 情報教育・研究・理科担当 野上 富美男氏

野上 富美男
日出小学校
情報教育・研究・理科担当

今回の校務支援ソリューション「SA@SCHOOL/CM」導入の背景には、大分県が進めていた「豊の国ハイパーネットワーク」があります。これは、県と県の出先機関や市町村(各学校を含む)を、高速・大容量の光ファイバー網で結ぶネットワークです。プロジェクトメンバーとして参加していた笠置先生は、このインフラの新たな活用方法を考えました。そこで着目したのが、教育委員会と学校間のコミュニケーションでした。

連絡事項は、県の教育委員会から教育事務所へ、さらに地域の教育委員会から各学校までFaxを利用して送られてきます。しかし、Faxを繰り返す間に、文字が劣化して判読が困難になります。その間にいくつもの印鑑が押印され、これも判読の妨げになっています。加えて、その情報を必要とする現場に降りてくるまで時間がかかり、迅速な対応ができませんでした。

そこで目指したのが、グループウェアを利用したスピーディーで正確なコミュニケーションです。そのために採用されたのが富士通の校務支援ソリューション「SA@SCHOOL/CM」でした。「いくつか検討しましたが、校務に特化した実用的なグループウェアは『SA@SCHOOL/CM』だけでした。これは使い方が直感的で分かりやすいだけでなく、送ったメッセージが未読か既読かを確認できて便利です。通常のメールでは、送りっぱなしですから、きちんと伝わったかの確認ができません」(笠置先生)。

導入は2000年。試験的に、当初は「事務職員」を対象としていました。事務の方は各校1人ずつ配属されています。特に教育委員会との密な連携が求められ、同時に他校の同職の方々との意見交換も必要となります。

「日出町には小中あわせ8人の事務職員がおり、主に『メッセージ機能』を利用して意見交換をしています。メッセージで疑問点をぶつけると、すぐに他校の先生から回答や新たな意見が返ってきます。また、町内で1つしかない証書に印鑑を押す機械等の予約もSA@SCHOOL/CMの『施設利用予約』で調整しています」と、日出小学校の事務職員である野上 富美男さんは語ります。

事務作業に必須となる文書フォーマットも「ライブラリ」機能を利用して、共有化。給与計算や勤務状況調査書などを持ち寄り標準化することで、事務処理の効率化を実現しています。また、町内で学校行事がぶつからないようにするために従来は他の学校に問い合わせの電話を何回もかけていましたが、今では「学校行事予定」機能を活用して、行事日程を容易に調整できるようになりました。

さらに日出小学校では、校内の教職員間の連絡事項や意見交換に「SA@SCHOOL/CM」を利用することで、それまで毎朝行っていた15分の会議を、週1回に減らしました。その時間を児童の指導に向けることで、学力の向上にもつなげています。

メッセージ画面   ライブラリ画面   行事予定画面

メッセージ画面
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ライブラリ画面
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行事予定画面
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日出町の教育委員会と小中学校全職員のコミュニケーションと情報共有

「『SA@SCHOOL/CM』が便利なのは、閉ざされた地域イントラネットを利用できることです。学校関係のデータは、その性格上セキュリティが脆弱なインターネットのメール添付では送受信できません」(笠置先生)。

当初は事務職員のみを対象としていましたが、2003年に地域イントラネット事業により、各学校と教育委員会が光ファイバーで結ばれてからは、日出町の教育委員会と小中学校全職員への導入が完成しました。特に利用して欲しいと考えているのは、事務職員同様に、各校に1人しかいない職務の先生方です。具体的には、校長先生や教頭先生、養護、司書などの先生。この人達にこそ、横のつながりが必要となります。

「とにかく現在の学校現場は忙しすぎます。現在は過渡期ですから、利用に消極的な方もいらっしゃいます。また、強制力を持っていませんから、無理やり利用してもらうというわけにもいきません。しかし、徐々に使ってもらう中で、多くの方がその便利さに気づき、自然に利用が拡がれば、日出町全体で大幅な仕事の効率化が図れると思います」と、笠置先生は期待しています。

グループウェアは、全員が使って初めて大きな効果を発揮します。校内はもとより、日出町の教育委員会と小中学校全職員のコミュニケーションと情報共有の実現を「SA@SCHOOL/CM」が支援しています。





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