
学術ポータルSaaS「Ufinity」の導入により、誰でも容易に最新の図書館情報を発信できる環境を実現。継続的に最新の図書館情報を発信し、より多くの利用者を図書館に呼び込む仕組みが完成した。
[ 2011年9月26日掲載 ]
| 業種: | 文教(大学図書館) |
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| ソリューション: | 学術ポータルSaaS「Ufinity」 |
「ホームページ作成ツールとしての機能では、他にも良いシステムがありました。しかし横断検索機能、図書管理システムとの連携の良さ、そして何より、誰でも簡単に更新やメンテナンスができる点を評価し、『Ufinity』の導入を決めました」
Web構築の専門スキルを持たない現場担当者にも使えるシステムを短期間で構築し、運用をスタート。Twitter(ツイッター)、ブクログ(注1)などインターネット上の各種サービスを連携させ、学生の図書館利用をうながすなど、新たな手応えを得ている。
| 1 | 学内3キャンパスの学生が平等に図書館サービスの情報を得られる環境を構築したい | 各キャンパスの図書館ごとに構築していたホームページを統合し、利用情報が確実に伝えられるようになった結果、図書館サービスがレベルアップした | |
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| 2 | HTMLの知識を持たない図書館職員でも簡単にホームページの更新ができるようにしたい | 「Ufinity」の機能によりブラウザからレイアウト編集が可能に。カレンダーやお知らせ機能も、モジュール群から選択し容易に作成できるようになった |
東京都市大学(2009年、武蔵工業大学から校名変更)様は、東京都世田谷区と神奈川県横浜市に3つのキャンパスを持ち、工学部、知識工学部、環境情報学部、都市生活学部、人間科学部の5学部で構成されています。同学は、持続可能な未来づくりに向けた研究と教育を進め、少人数・実学教育を特長としています。また国内の大学では初のISO14001認証取得や、文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」に選定されるなど、先進的な取り組みで注目を集めています。さらに最近では、学生を大学にとっての第一の顧客と位置づけ、教育・研究の環境を整え、進路の相談のみならず個人的な相談にも応じるなどの「CS向上推進活動」を実践されています。

靱江 哲生氏
東京都市大学 学術情報グループ
学術情報課 図書館係長
同学は3つのキャンパスそれぞれに、先進の設備と豊かな蔵書を誇る図書館を持っています。CS向上推進の観点から、教育・研究活動を支える図書館としてどうあるべきかは大変重要な課題です。学術情報グループ 学術情報課 図書館係長の靱江哲生氏はこう語ります。「図書館サービスが学生にどう受け止められているかを分析・把握し、それをもとに、常に学生目線のサービスを展開していこうと考えています」。こうした取り組みの中で見えてきた課題を、靱江氏は次のように語ります。「従来、3図書館はそれぞれ独自のホームページを立ち上げていました。しかしその内容や更新頻度にばらつきがあり、必ずしも全学生に対して、平等に図書館サービスの情報が提供されていませんでした。そこで図書館ポータル情報の統合・整備に取り組むことになったのです」。

求められたのは、全館共通情報、各館固有情報が統一的な表示で分かりやすく示され、ホームページ上から利用できる検索機能を簡単に操作でき、学生の図書館利用をうながすイベント情報などを容易に発信できる図書館ホームページでした。
また運用者側の観点からは、使いやすさと管理のしやすさが求められました。各キャンパスの図書館カウンター業務要員は、世田谷5名、横浜1名、等々力2名。HTMLに関する知識のない職員でもホームページの構築・更新が容易にでき、サーバの保守・管理要員を必要としないなどの要件が重視されたのです。
最終的に富士通のSaaS型学術ポータル「Ufinity」を採用した理由について、靱江氏はこう語っています。「ホームページ作成ツールとしての機能では、他にも良いシステムがありましたが、横断検索機能、図書管理システムとの連携の良さ、そして何より、誰でも簡単に更新やメンテナンスができる点を評価し、『Ufinity』の導入を決めました」。

猶江 敦之氏
東京都市大学 学術情報グループ
学術情報課 図書館
導入にあたっては2011年1月にシステムの構築を開始し、4月4日に正式稼働というスケジュールで行われました。当初、靱江氏をはじめ関係者は、3キャンパスが足並みを揃えて新システムに慣れ、一定レベルのホームページを構築できるか心配したと言います。しかし導入から運用開始までの流れについて、学術情報グループ 学術情報課 図書館の猶江敦之氏はこう語っています。「まず、従来の各館ホームページを集約する形で、私たちが土台のホームページを作りました。それに対して『うちのキャンパスとしては、こういう情報を付加したい』と意見が出たので、そのデザイン案を実現するように新システムを操作してもらいました」。また操作についても戸惑う場面はなかったといいます。「コーディングなどの作業もなく、あらかじめ用意されたお知らせ、リンクリストやカレンダーなどのモジュールを引っ張ってきて、細部をすり合わせながら新しいホームページができあがっていったので、これならスムーズに運用開始できると安心しました」(猶江氏)。

学術ポータル「Ufinity」により提供されたサービスは、統合型のホームページによる「情報発信」、強力な「横断検索」、そしてパブリック・パーソナル・グループページによる「情報共有」機能など。そして同大の導入ではモデル的に、以前から運用していた、携帯電話からカレンダーとお知らせサービスを閲覧する機能を追加されました(今後、標準機能として搭載予定)。内容の更新に際し、従来はホームページと携帯サイトを別々に修正していましたが、「Ufinity」ではホームページへの修正が自動的に携帯サイトにも反映されます。そのため、作業負担が軽減しました。
また同大はTwitterやYouTube、ブクログなどインターネット上の各種サービスとの連携機能を活かし、学生の図書館利用をより高める工夫にも取り組んでいます。「Twitterは来館者の情報発信・共有、YouTubeは動画による図書館の利用案内、ブクログは学生選書ツアーに利用しています。学生さんに身近なインターネット上のサービスを利用し、図書館の間口を広げ、来館の機会を増やそうとの狙いです。いろいろなサービスへのインターフェースを用意している『Ufinity』には、様々な応用が期待できますね」(猶江氏)。Twitterの利用では、大学図書館としてのアカウントを持たないところが一つのノウハウであるようです。猶江氏はこう説明しています。「図書館としてアカウントを持つと、継続的な情報発信という新たな作業負荷が発生します。発想を変え、図書館のホームページにアクセスした学生さんのつぶやきを利用すれば、図書館の情報が自然に他の学生さんへと広がり、図書館へ足を運ぶきっかけになるし、作業負荷も発生しないと考えたわけです」。
「Ufinity」の本格稼働から3ヵ月。導入の効果はしっかりと現れています。「システム導入時に新規構築したホームページを、近々リニューアルする予定です。定期的に再構築するのではなく、例えば他大学図書館を参考にして、より利用しやすいホームページに改良していくことも、『Ufinity』なら簡単にできるのです」(靱江氏)。
また猶江氏は導入後の効果をこう語っています。「本学の図書館では2009年から、学生の皆さんが主体になって、図書館に置いてほしい本を選ぶ『学生選書ツアー』を行っています。ホームページが整って、見栄えのあるレイアウトになったことで、こうした企画への反応も高まっています。これを機に、学生さんとの新しいコラボレーション企画を考えていこうと思います」。
システムの導入中に発生した東日本大震災とそれに伴う計画停電では、SaaSサービスのメリットが改めて認識される結果となりました。「学内サーバで運用する業務システムでは、計画停電に備え一時停止させるなどの作業に追われました。しかしSaaS型の『Ufinity』は、災害やセキュリティ面で万全のデータセンターによって運用されているので心配はなく、対応も必要ありませんでした」(猶江氏)。
靱江氏は「Ufinity」に対して、「まだ実現してほしい機能はあります。これからも現場の声を活かし、さらに進化させてほしいですね」と期待を寄せます。
より使いやすい学術ポータルをご提供するため、富士通は大学図書館のご要望を取り入れたシステムづくりに努めてまいります。
| 所在地 | 世田谷キャンパス 〒158-8557 東京都世田谷区玉堤1-28-1 横浜キャンパス 〒224-8551 神奈川県横浜市都筑区牛久保西3-3-1 等々力キャンパス 〒158-8586 東京都世田谷区等々力8-9-18 |
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| 学長 | 中村 英夫 |
| 創立 | 1929年(昭和4年)武蔵高等工科学校として創立 |
| 学部 | 工学部、知識工学部、環境情報学部、都市生活学部、人間科学部 |
| 学生数 | 7,846名(大学 7,112名、大学院 734名) |
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