
講師:富士通株式会社 執行役員常務
コンバージェンスサービスビジネスグループ長
川妻 庸男
ビッグデータの利活用を検討する企業が増える一方、広範囲・大容量のデータを扱うがゆえの課題も見えてきました。データ同士の融合から価値を見出すための「データ活用基盤サービス」(2012年1月16日提供開始)と、データモデリングやアナリティクスの専門性を有するキュレーターの活動を、事例を中心にご紹介しました。
2012年3月26日掲載
本セミナーでは、「富士通が目指す社会とビッグデータへの取り組み」と「ビッグデータ活用の様々な側面」、「ビッグデータから価値を導き出すには」という3つの観点から、ビッグデータ利活用についてご説明しました。
富士通は、社会やビジネスの変革をICTで支え、人が豊かに暮らせる社会「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」の実現を掲げています。今、みなさんがいる社会からさまざまな情報をセンシングし、大量のデータを蓄積、分析することで、くらしに直接役立つICTを提供していきたいと考えています。いままで活用していたデータだけでなく、収集しただけで活用していなかったデータや収集していなかったデータも重ね合わせることで、今まで見出せなかったものを見出し、ICTが生活に融け込む、本当の意味でコンピュータと人とが共生できる社会が実現できると考えています。
ここ数年、お客様からは今までのICTでは実現できないようなご要望を頂きます。例えば、企業の枠を超えたトレーサビリティの向上やエネルギー需給の安定化・最適化、自然災害に対する被害予測と復旧計画などがあります。このようなご要望に対するビッグデータの活用例をご紹介します。
自然災害が発生した場合、富士通が収集し、提供する車やタクシーなどの移動体のデータに加え、地域住民のSNSへの書き込みや工事・規制情報などを収集し、位置を軸に重ね合わせることで、被害状況の把握や復興計画に役立てることができます。時々刻々と変化する危険箇所や規制などを一元管理しリアルタイムに情報を公開することができます。
(その他、いくつか事例をご紹介させていただきました。)
富士通では、お客様のデータ活用の目的に合わせて日々の業務データや未活用のデータを重ね合わせて新しい価値を創造するご支援をしていきます。自社のデータで何ができるか?とお悩みのお客様に対して、モデリングやアナリティクス、システムデザインのスキルセットをもった専門家集団「キュレーター(注)」が、機械学習の手法などを使って「データに語らせる」ことで新しい価値を見出していきます。我々は、ビッグデータのリアルタイム処理と統合・分析・活用に必要な技術を統合したクラウド基盤(PaaS)と「キュレーター」の両方をご提供し、ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティの実現に貢献していきます。
(注)一般には、データサイエンティストと呼ばれることもあります。

YouTubeにダイジェスト版を公開しています。(4分01秒)
こちらよりご覧ください。 ![]()