このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. サービス >
  3. クラウド・コンピューティング >
  4. 導入企業事例で探る、本当のところのクラウド導入効果4選

導入企業事例で探る、本当のところのクラウド導入効果4選

クラウドサービスが登場してほぼ10年。日本におけるクラウドサービスの利用動向について、総務省の平成27年版情報通信白書によれば、一部でも業務にクラウドサービスを利用している企業は、平成26年末は38.7%で、平成24年末の28.2%、平成25年末の33.1%と年々上昇しています。

クラウドサービスの導入理由は「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」が最も高く、次いで「初期導入コストが安価だったから」、「どこでもサービスを利用できるから」など、主にコスト面や機能面における利点があげられています。

逆に、クラウドサービスを導入しない理由としては、「必要がない」に次いで「情報漏洩などセキュリティに不安がある」が34.5%となっており、セキュリティに対しての不安が大きいことが分かります。

では、実際にクラウドサービスを導入している企業では、クラウドにどのようなメリットや手応えを感じているのでしょうか。今回は以下4つの事例から探ってみます。

クラウドサービスの導入理由

クラウドサービスを導入しない理由

万一に備えた重要データのバックアップに
価格とセキュリティ対策が決め手

舘野建設様/クラウドファイルサーバー

クラウドの利用例でもっとも多いのがクラウドファイルサーバーです。社内の情報共有という用途がまず思い浮かびますが、事業継続対策の強化に役立てている企業もあります。

舘野建設様では、国土交通省による「建設会社における災害時の事業継続力認定制度」の認定取得に向け、重要データのバックアップ方法を改善したいと考えていました。
従来、重要な業務データはUSBメモリやCD-Rにバックアップを保存し、幹部社員が管理していましたが、メディアの紛失や、データを持っている本人が罹災したら、という懸念があります。
今や個人でも写真データなどをインターネット上に保存する時代。クラウドファイルサーバーを利用してはどうかということになり、検討に入りました。

クラウドファイルサーバーでもっとも重視すべきポイントは、セキュリティ対策です。
同社は、データの自動暗号化機能やアクセス制限機能などを完備し、価格的にも月額9,000円~とリーズナブルだったことから「FUJITSU Cloud Service クラウドファイルサーバー」を選択。Web(オンラインストア)からスピーディーに利用を開始できたため、認定審査にも間に合い、クラウド利用を高く評価してもらったということです。
幹部社員にとっては、毎日その日のバックアップをメディアに保存して家に持ち帰る必要がなくなり、肩の荷がおりたのではないでしょうか。

通常業務での利用ではなく、万一に備えたデータ保管ですから、コストは極力抑えて運用したいもの。「必要な時」に「必要な分だけ」利用可能なクラウドファイルサーバーは、今すぐできる事業継続対策のひとつとして、有用な手段といえるでしょう。

運用コストは半分以下に
基幹システムのクラウド化で大幅コストダウン

赤帽様/A5 for Microsoft Azure

老朽化したオンプレミスの基幹システムをクラウド上で刷新すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会様は、2003年4月に全国基幹ネットワークを構築し、配車システムや販売管理・組合員管理システムなどで構成される基幹システムをオンプレミスで開発、各組合に提供してきました。

しかし、老朽化によって、保守・運用の負荷が大きくなり、またパフォーマンスも低下してきたため、セキュリティ対策や将来の拡張性、初期費用などの観点からクラウド利用を選択されました。

クラウド移行によって得られたメリットは、主に次の3点だといいます。
まずは、最新クラウド基盤の利用で、システムのパフォーマンスが向上し、職員のストレスが大幅に軽減されたこと。2番目にGPSを活用した効率的な配車が可能となり、実車率(注)や業務効率が大きく改善されたこと。そして、最大の効果はネットワークやサーバなどのシステムを維持するコストが不要になり、データセンターの利用も廃止したため、運用コストが従来の半分以下になったこと、です。
(注)自動車の利用効率のこと。全走行距離に対して、自動車が貨物を乗せて走行した距離の占める割合。

現在、首都圏を中心に運用する同システムの全国展開が進めば、組合間の連携が強化されるだけでなく、サービスレベルの均一化、お客様サービスの向上も期待できます。

年々増大するシステム維持・保守運用コストのスリム化を目的に、基幹システムをクラウドに移行されるケースが増えています。

費用は想定の1/3
顧客情報を地図上に「見える化」し、日々の訪問活動を効率化

アサヒプリテック様/GIFOCUS

ルート営業で地図は欠かせないアイテムのひとつ。その地図に営業データをプラスし、日々の営業活動を効率化した企業をご紹介します。

独自の技術とノウハウで貴金属やレアメタルなどのリサイクルを行っているアサヒプリテック様。
金属の市場価格は毎日変動します。全国の顧客からタイミングよく、効率的に金属資源を回収するためには、営業が臨機応変に動く必要があり、現場でのリアルタイムな状況把握が不可欠です。

従来からモバイル端末で営業支援システム(SFA)やERPに蓄えられたデータを活用していましたが、それらを地図上で参照、入力できるツールとしてGIFOCUSを採用。カスタマイズが容易なこと、低コストながらプラグインなどの機能が充実している点が決め手となって導入にいたりました。システムの構築費用は当初想定の1/3で済んだといいます。

地図と連動して、訪問履歴、取引品目、取引実績、営業上の注意点といったきめ細かな顧客データをリアルタイムに参照できるようになり、戦略的で無駄のないルート営業が可能になったといいます。また空いた時間を活用し、そのエリアの新規開拓にも威力を発揮。当初はシステム変革に難色を示していた営業にも、特別な教育をする必要もなくすぐに普及、今では「これがないと困る」と言われているそうです。

Google マップというキャンバスに、企業が蓄積してきた独自の情報を描くことで、地図のポテンシャルを飛躍的にアップできる画期的なツール、GIFOCUSは、今まさに注目のサービスです。

導入期間は1/8、運用工数30%減
社内実践をサービスにフィードバック

富士通/K5

最後に、これまでご紹介したさまざまなクラウドサービスを開発・提供している、富士通の社内実践をご紹介しましょう。

富士通は今、これまでにないドラスティックな社内システムの改革に取り組んでいます。基幹システムやレガシーシステムも含め、グループで稼働する国内外の全システムを5年間で「FUJITSU Cloud Service K5(以下、K5)」に移行するというものです。

このプロジェクトの第一の目的は、サイロ化した社内システムを全面的に見直し、全体最適化することで運用コストの削減、新規アプリケーションの開発期間やコストの最小化を達成することです。
第二の目的は、社内実践によるリファレンスモデルの確立です。自らが大規模なクラウド移行を行い、課題の抽出や解決方法を明確化し、そこで得た知見を今後のクラウド事業にフィードバックすることです。

すでにK5上で稼動しているパイロットプロジェクトの1つ、予算管理システムは監視標準化と自動運用、オートスケール機能の活用やネットワークのソフトウェア化により、導入期間を従来の1/8に短縮、運用工数も30%削減されたといいます。

富士通は、今後、さらにプラットフォーム、データセンター、ネットワーク、それぞれのカテゴリで、標準化・共通化・自動化を徹底的に推進し、その成果を同社が提供するクラウドサービスに逐次反映していくということです。

まとめ

現在、非常に多くのクラウドサービスが提供され、利用用途も多岐にわたっています。また、新しい技術を採り入れたサービスが次々と登場しており、クラウドを取り巻く環境はすでに次のフェーズに移っているともいわれます。
そのような中で、自社にマッチしたサービスを見極めるには、積極的にハンズオンセミナーなどに足を運び、実際に試してみることが早道なのではないかと思います。ご紹介した4つの事例が、皆様の参考となれば幸いです。

富士通クラウドに関するお問い合わせ

0120-933-200富士通コンタクトライン(総合窓口)

受付時間 9時~17時30分(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)

Japan

国・地域を変更

ページの先頭へ