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導入事例 FUJITSU Intelligent Society Solution 往診先生 「在宅チームケアSaaS」
導入決定からわずか1ヶ月余りで医療・介護の情報連携を始動!
地域のネットワークを育てるシステムの導入

富山県氷見市様事例



医師、ケアマネジャー、
訪問看護師のカンファレンスで活用
富山県氷見市は、富山県の西北、能登半島の東側付け根部分に位置する人口約5万人の地方自治体で、豊かな山海の幸に恵まれている。

近年、氷見市では金沢医科大学氷見市民病院を中核に地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいる。特に、平成20年度「自治体病院再生の先進モデル」として全国から注目を集めた公設民営の市民病院の再生は、氷見市が地域包括ケアシステム構築のためのきっかけとなった。平成25年度には、在宅医療や介護の間の連携を図るための連絡会や研修会など多職種連携活動を開始。
平成27年度からは本格的に地域包括ケアシステムの構築を進めている。

地域包括ケアシステム構築の主幹である氷見市福祉介護課は、平成26年度に在宅医療・介護連携推進事業の一環としてICTを活用した多職種間での情報共有を推進。ICTベンダー選定に先立ち、地域の主要な行政機関、医療機関、介護機関の代表者を集めてシステム導入の検討会を実施。(1)多職種連携による連絡業務の効率化、(2)多職種連携における職種毎の役割の理解の促進、(3)利用者家族に対するケアの質の向上の3つを目標に、情報連携ツールの導入を決めた。公募による情報連携ツールのベンダーの選定を経て、富士通の『在宅チームケアSaaS』を導入を決定。平成27年1月~3月までの3ヶ月間試験運用を行い、平成27年度からは医療・介護の現場で実運用を行っている。

氷見市では、医療依存度の高い利用者を事前に選定し、優先的に 『在宅チームケアSaaS』を活用したチームケアを推進している。主として、利用者家族の医療・生活情報の共有や、日々の連携ノートの作成、研修会等での事例紹介の場面などで活用している。

また、多職種連携の調整役となる地域連携コーディネータには、氷見市医師会が運営する氷見訪問看護ステーションの訪問看護師を配置し、氷見市の地域医療連携の構築に努めている。

[ 2015年7月31日現在 ]

【導入の経緯】

多職種連携会議での課題抽出をきっかけに、情報連携ツールの導入を決断!


氷見市多職種連携の理念
平成25年8月に実施した氷見市在宅医療多職種連携会議や事例検討会の場では、多職種連携の課題に「多職種間での情報共有の必要性」が多く挙げられたが、まだICTツールの選定に必要な情報が乏しく、不明な点が多かった。
氷見市はICT選定の準備として、平成26年秋、多職種連携システム導入準備委員会を立ち上げ、紙ベースの情報連携から、ICTを活用した情報連携への移行を計画。現行の運用に見合った「使い勝手のよい、タイムリーな連携が図れる」機能を持つICTを導入することを申し合わせた。 『在宅チームケアSaaS』を選定した理由として氷見市の担当者は、操作の簡単さ、サポート体制の充実など、氷見市の現場にあったサービスの特長が導入の決め手となったと言う。

【導入の効果】

効果1 多職種間の情報連携がよりタイムリーに行えるようになった。


氷見市在宅医療多職種 連携研修会の様子
『在宅チームケアSaas』の導入後、利用者のバイタルサイン値や褥瘡の写真、薬剤情報の記録などをタイムリーに多職種の間で情報共有できるようになり、利用者の身体的な変化への早急な対応や適切なケアの提供が可能となった。

特に医師においては、2週間に一度の定期訪問で得られる情報だけでは、詳細な利用者の状態を把握しづらかった。しかし、日々利用者宅に訪問している多職種が利用者の状態を『在宅チームケアSaaS』へ入力することで、医師はより詳細な利用者情報を把握できるようになった。


『在宅チームケアSaaS』による多職種連携に参加しているケアマネジャーの一人は、「医師や訪問看護師などの医療職と、ケアマネジャーほか介護職との間の情報共有が活発になった」と導入の効果を語る。平成26年度の実証では、利用者やその家族から「スタッフの誰かに伝えておけば、ほかのスタッフにもすぐに情報共有されるようになって、以前より安心感が増した」との感想も頂いた。結果として、利用者家族に信頼と安心感を提供することができた。
また訪問看護師は、医療職のメリットとして、以前より医師からの情報提供がより多く得られるようになったため、訪問看護を行う上での観察のポイントが絞れるようになったと語っている。

効果2 わずか1ヶ月余りで多職種情報連携が始動!

氷見市は、多職種連携事業の運営の要として、氷見市医師会訪問看護ステーションの訪問看護師をコーディネータ(調整役)として配置した。連携コーディネータの負担軽減とスムーズな情報連携の立上げを図るため、富士通の人的支援サービスを活用した。人的サービスは、連携コーディネータの業務支援と、多職種のためのデータ入力代行からなる。


連携コーディネータの業務支援では、同意書取得作業のためのマニュアル作成、システム動作の説明や多職種の役割・受益情報の整理などを行い、都度、連携コーディネータと共に多職種連携のための仕組みを構築した。また、多職種のためのデータ入力代行では 、『在宅チームケアSaaS』に対する施設IDやスタッフIDなどのマスターデータの初期登録や訪問日程などの日々のデータ入力を富士通の担当者が代理で行った。氷見市が、事前に在宅医、医師会、保健所等への説明や協力依頼を行い、関係者の意識あわせが着実に進んでいたことも効を奏し、構想からわずか1ヶ月余りで多職種情報連携を始動することができた。

【今後の展開】

多職種情報連携のさらなる拡大~全事業者参加へ向けた次のステップ~

氷見市の在宅医療・多職種連携推進事業において、 『在宅チームケアSaaS』が稼動して半年が経過した。現在は、医療依存度の高い利用者とその事業者を中心にICT情報連携を継続して運用している。
ICTの活用は、従来の情報連携のあり方にも影響を与えつつある。これまで氷見市では、事業者それぞれが独自の様式で、利用者宅に設置する多職種間での連携ノートを利用していた。しかし、『在宅チームケアSaaS』の導入以降、従来型の紙の連携ノートについても共通様式化の機運が高まり、初めての氷見市共通連携ノートの作成に繋がった。

今後は、介護職のより積極的な多職種連携への参加を促す施策や、地域医療推進のための市民向けフォーラムの開催など、幅広い取り組みで地域包括ケアシステムの構築を進めようとしている。

富山県氷見市様 概要

富山県氷見市福祉介護課、地域包括支援センター
〒935-8686
富山県氷見市鞍川1060番地
Tel:0766(74)8067
Fax:0766(74)8060
URL :http://www.city.himi.toyama.jp/



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