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既存の勤怠管理システムをPaaS上に短期間で移植
クラウドを利用した新しいシステムインテグレーションを実現

クラウド導入事例 株式会社クロスキャット様 受付写真

株式会社クロスキャット様 導入事例


社外から簡単にアクセスできるような勤怠管理システムを構築したい。クロスキャット様は、勤怠管理システムを短期間で「FGCP/A5 Powered by Windows Azure™」上に構築しました。今後は、同システムをSaaSとして外販し、クラウドを利用した新しいシステムインテグレーションを模索し続けます。

「FGCP/A5 Powered by Windows Azure™」は、
「FUJITSU Cloud Service A5 for Microsoft Azure」へ
名称変更しました。
[ 2012年2月23日掲載 ]

種別 SaaSを採用していません PaaSを採用しています IaaSを採用していません DaaSを採用していません NetWorkを採用していません プライベートクラウドを採用していません
サービス FUJITSU Cloud Service A5 for Microsoft Azure
(旧名称:FGCP/A5 Powered by Windows Azure™)
選んだ理由 社外からのモバイルアクセスを容易に実現
採用のポイント 国内データセンターに構築されたPaaS型クラウドサービス
業種 情報通信業

株式会社クロスキャット 取締役執行役員 前田 耕司氏
「FGCP/A5は国内のデータセンター上に構築されているため、性能、セキュリティの両面で安心して利用することができるという点を評価しました。加えて、コストパフォーマンスが非常に高かったことも決め手となりました」

【課題と効果】
1 社外に常駐している社員も含めた全社員の勤怠を管理できるシステムが必要 クラウドサービス上に勤怠管理システムを構築することで社外からのリモートアクセスが容易となり、全社員の勤怠管理を実現
2 オンプレミスで利用している既存の.NETアプリケーションを、短期間でクラウドサービス上で利用できるようにしたい PaaS型クラウドサービスの利用により、サーバ設計やインフラ構築が不要となり、スピーディーなクラウドサービス化を実現
3 性能やセキュリティの不安なくクラウドサービスを利用したい 国内データセンターに構築されたクラウドサービスで、高速でセキュアな利用が可能

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導入の背景

金融・クレジット業界で豊富な実績をもつ独立系システムインテグレーター

設立37年を越える老舗の独立系システムインテグレーター、クロスキャット様。同社は、金融機関のシステム再構築や統合に長年携わり、銀行の勘定系システム構築や保守・運用など、数々のソリューションを提供しています。社会の根幹を担うミッションクリティカルな金融基幹システムでの豊富な開発実績は、同社のシステム開発の品質と信頼性の高さを物語っています。

また、さまざまなシステムに対応できる幅広い技術力にも定評があり、システム基盤から業務アプリケーションまで、お客様のニーズに最適なソリューションを提供し続けています。昨今では、マイクロソフト社のクラウドプラットフォーム「Windows Azure」の国内5社目のConsulting Express for Windows Azureコンサルティングパートナーとなるなど、クラウドビジネスにも積極的に取り組んでいます。

さらに同社が、もうひとつの主軸ビジネスとして掲げるのがBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。経営の革新や効率化支援に長年携わってきた実績を活かし、独自開発のテンプレート「CCBITemplate」や大手BIベンダーとのパートナーシップにより、次代の企業経営を導くBIシステムの導入や構築をトータルにサポートしています。

困難だった社外に常駐している社員の勤怠把握

株式会社クロスキャット 取締役執行役員 仙台支店担当 兼ICTサービス&サポート事業部長 前田 耕司 氏の写真
前田 耕司
株式会社クロスキャット
取締役執行役員
仙台支店担当
兼ICTサービス&サポート事業部長

2010年4月の労働基準法の改正により、仕事と生活のバランスを図る「ワークライフバランス」が注目され、企業での勤怠管理の見直しが行われています。クロスキャット様も、過重労働防止や残業抑制を実現するため、それまでの勤怠管理を見直す必要がでてきましたが、同社での勤怠管理は簡単ではありませんでした。

同社 取締役執行役員の前田耕司氏は、当時を次のように振り返ります。「当社では570名以上の従業員がおりますが、8割近くの社員が社外に常駐しています。そのため、社内にある勤怠管理システムでは、社員の勤怠を正確に把握することができませんでした。従来のシステムでもリモートアクセスは可能だったのですが、制限が多かったため、社外の社員すべてがアクセスできるわけではなかったのです」。

そこで、同社がすでにパッケージとして販売していた勤怠管理システムをクラウドサービス上に移植し、新たなシステムの構築に取りかかることにしました。新システムの基盤としてクラウドサービスを選択した理由について、前田氏は「クラウドサービスを土台にすれば、手間をかけずに社外からのリモートアクセスを実現することができます。IaaSも視野に入れましたが、最終的には管理・運用の負荷を軽減し開発に集中できるPaaS型クラウドサービスの中から検討することにしました」と語ります。

導入のポイント

.NETアプリケーションとの親和性と国内データセンターが決め手

検討した結果、同社が採用したのが富士通のPaaS型クラウドサービス「FGCP/A5 Powered by Windows Azure」(以下、FGCP/A5)です。
採用の理由について、前田氏はこう述べています。「移植する勤怠管理システムが.NETアプリケーションだったため、親和性の高いWindows AzureをベースにしたFGCP/A5は最適なプラットフォームでした。また、FGCP/A5は国内のデータセンター上に構築されているため、性能、セキュリティの両面で安心して利用することができるという点も評価しました。海外のデータセンターの場合、適用される法律も日本とは異なることが多いので、国内データセンターは必須要件だったのです。加えて、コストパフォーマンスが非常に高かったことも決め手となりました」。

モバイル端末からアクセス可能な勤怠管理システム

株式会社クロスキャット 第2システム部 部長 高橋 晶 氏の写真
高橋 晶
株式会社クロスキャット
第2システム部
部長

FGCP/A5上に構築された勤怠管理システムは、予実管理、ワークフロー、工数管理などの機能を備えており、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル端末からのアクセスが可能となっています。
特徴的なのが、緊急連絡・安否確認と呼ばれる機能です。
「当社は仙台にも支店があるのですが、先日の東日本大震災では安否の連絡が取れず苦労しました。緊急連絡・安否確認機能は、そのときの経験から盛り込むことを決めた機能でした」(前田氏)。
システムの構成について、同社の第2システム部部長の高橋 晶氏は「工数管理機能はオンプレミスで管理しているプロジェクト情報等を参照するようにしており、パブリッククラウドとオンプレミスが連携するハイブリッドクラウドと呼ばれる形態としています」と語ります。

株式会社クロスキャット様のシステム概要図です。オンプレミス上の受注管理システムと連携し、プロジェクトごとの実績を入力。入力内容は富士通データセンターのFGCP/A5上の勤怠管理システム「CC-BizMate」で管理され、モバイルからもアクセスできます。「CC-BizMate」の内容をクロスキャット様の原価管理システムで確認することが可能です。

導入効果と今後の展開

2か月間という短期間での開発を実現

導入の効果について、高橋氏は次のように語ります。「開発開始から2か月ほどでパイロット版を稼働させることができ、非常にスピーディーに開発できました。通常では、企画段階でさまざまな設計について検討する必要があるのですが、FGCP/A5ではサーバ設計やインフラ構築に時間を費やすことなくすぐに開発に入ることができたので、スタート時の時間を大幅に短縮することができました」。

ただし、同社にとっては初めてのクラウドアプリケーション開発であったため、当初はローカルにストレージがないことなど、感覚がつかみづらかったという面もあったといいます。加えて、利用してみてわかったことについて前田氏はこう説明します。「パイロット版では気づかなかったのですが、全社員で利用してみると、Internet Explorerのバージョンによっては遅くなってしまうことなどがわかってきて、1か月ほど調整を行う必要がありました。しかし、今回の開発でノウハウがかなり蓄積できましたので、次回からはさらにスピーディーな開発ができると考えています」。

PaaS上に構築した勤怠管理システムをSaaSとして外販

今後、同社では勤怠管理システムをSaaSとしてCC-BizMateという名称で外販します。「当初から外販を視野に入れていたので、お客様の抵抗が少なくなるよう国内データセンターを利用しているFGCP/A5を選んだという面もあります。同システムは、当社での実利用を経ているので、単に勤怠の時間を管理するシステムではなく、どのようにして残業を抑制するかといったノウハウが集約されています。実際、当社では残業時間が前年対比で4%ほど削減できています。昨年よりも忙しかった本年で4%削減できたということは、実質10%程度の削減効果があったのではないかと感じています」(前田氏)。
高橋氏もこう続けます。「勤怠パッケージを1つ購入すると数百万というコストがかかります。しかし、CC-BizMateのようなクラウドサービスなら導入コストも少なく、試しに使ってみようかという感覚でスモールスタートが可能なので、リスクを最小限にできるという点でメリットは大きいと思います」。

株式会社クロスキャット ICTサービス&サポート事業部 部長 伊藤 康史 氏の写真
伊藤 康史
株式会社クロスキャット
ICTサービス&サポート事業部
部長

さらに今後展開するSaaSのサポートについて、同社のICTサービス&サポート事業部部長の伊藤 康史氏は「当面は当社のお客様のサポートを行っていくことで、クラウドサービスならではの運用ノウハウをつかんで、より適切なサポートが行えるようにしたいと考えています」と語ります。
また前田氏はFGCP/A5を利用したSaaS展開について次のように述べています。「CC-BizMateのように、PaaSを利用してシステムを作り、それをSaaSとして販売するというのは新しいシステムインテグレーションの形になると考えています。今後も、さらにいろいろなサービスにチャレンジしていきたいです」。
短期のシステム開発や運用負荷の軽減にはPaaS型クラウドサービス「FGCP/A5」が効果を発揮します。富士通は、お客様のご要望にお応えできるよう、FGCP/A5の向上になお一層努力してまいります。

【株式会社クロスキャット様 概要】
代表者 代表取締役社長 牛島 豊 氏
所在地 東京都品川区東品川1-2-5 NOF品川港南ビル
設立 1973年6月
資本金 4億5,900万円
従業員数 572名(2011年4月1日現在)
事業内容 システム開発サービス
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株式会社クロスキャット様のロゴ

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