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約1か月で超高速データ処理システムの検証用クラウドを構築し、
営業・マーケティング・サポート 変革への第一歩を踏み出す

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日本ソフト開発株式会社様 導入事例


滋賀県米原市に本社を置く日本ソフト開発株式会社は、「ビッグデータ」という言葉がまだない2009年、最大で1テーブル20億レコード(3TB)という巨大データをわずか数秒で処理できる超高速データ処理システム「SOFIT Super REALISM」を開発した。そして、2014年、同社は「SOFIT Super REALISM」の海外展開をきっかけに、FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5(以下、Trusted Public S5)によるクラウド化に着手。約1か月の短期間で検証用クラウドサービスを構築し、いま、その効果が、営業・マーケティング・サポートの変革として顕在化しつつある。

「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5」は、
「FUJITSU Cloud Service S5」へ名称変更しました。
[ 2015年5月7日掲載 ]

【導入事例概要】
種別: IaaS
サービス: FUJITSU Cloud Service S5
(旧名称:FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5)
選んだ理由: これまでのパートナーとしての信頼感と、短期間でのシステム構築への対応
採用のポイント: 性能、オプション、海外でのサービス、コストの総合力
業種: 情報システム

ビッグデータコンサルティング本部
執行役 本部長
堀内 茂氏

1か月という短期間でシステムのクラウド化を実現するには、しっかりとしたサポートを日本語で受けられる『Trusted Public S5』以外には考えられませんでした。

 導入の背景  導入のポイントとシステム概要  導入効果  今後の展開

【課題と効果】
1 約1か月で海外のお客様向けに検証環境を構築しなければならない 富士通の技術者より日本語でのサポートを受けて、約1か月で環境構築に成功
2 検証用・デモ用マシンによる営業・マーケティング・サポート活動の限界 クラウドによる検証環境を提供することで、時間・空間を超えた営業・マーケティング・サポートが可能になった
3 将来のクラウド化への布石を打ちたい 将来のシステムのSaaS化に向けたスキル・ノウハウを蓄積することができた

導入の背景

コスト10分の1、スピード100倍の超高速データ処理を実現するSOFIT Super REALISM

1972年の創業以来、滋賀県の琵琶湖畔を拠点にビジネスを展開してきたのが、日本ソフト開発様です。地域を大切にし、地域の人材を育て、地域の環境支援・活性化に貢献してきた同社は、2009年、「SOFIT Super REALISM」という画期的な製品を世に送り出しました。
これは、最大で1テーブル20億レコード(3TB)の巨大データをわずか数秒で処理(データ結合・加工・検索・集計)できるシステムです。今でこそ「ビックデータ」や「インメモリデータベース」など、巨大なデータを超高速で処理するテクノロジーが注目されていますが、「SOFIT Super REALISM」は、それを先取りした超高速データ処理システムです。
しかも、アプライアンスとして提供されるため、導入して電源を入れるとすぐに使い始めることができます。従来製品と比較して、コストは10分の1、スピードは100倍という圧倒的なコストパフォーマンスとExcelレベルの使いやすさが評価され、現在は全国の自治体や大手民間企業、通信会社及び大学などで活用されています。

「これまで、我々も含めたIT企業は、さまざまなシステムを開発し、すでに多くのシステムは成熟しています。企業のIT部門は、こうしたシステムの保守・管理に汲々としているのが現実です。しかし、本当に重要なのは、システムから生み出されるデータです。その活用が求められる時代が必ずくる。まだ『ビックデータ』という言葉もないときから、この考え方に立ち、膨大なデータを超高速で処理できる仕組みを開発してきました。その結果、生み出されたのがSOFIT Super REALISMなのです」(藤田氏)

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藤田 義嗣
日本ソフト開発株式会社
代表取締役社長

お客様に検証していただく環境としてSOFIT Super REALISMのパフォーマンスを発揮できるクラウドが必要に

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井上 孝夫
特任営業本部WG
グローバルビジネス推進本部
取締役 WG副G長(兼)本部長

「当社では、お客様から要望があった際に貸し出すため、SOFIT Super REALISMのデモ機を10数台用意しています。また、営業担当者が顧客先でプレゼンテーションやデモをするためのマシンも準備しています。アプライアンス製品であるため、製品そのものを試していだたくのが最大のプロモーションになるからですが、やはり、それでは多くのお客様に使っていただくには限界があります。
SOFIT Super REALISMを知っていただくため、国内外のビッグデータ関連の展示会に積極的に参加してきました。特に、2013年からは、グローバルビジネスの道筋をつけるため、米国サンタクララのBIGDATA EXPOに出展しました。その中で、興味を持っていただいたお客様の要望を伺って、クラウド化の検討が始まりシンガポールの「CLOUD EXPO ASIA 2014」において具体展示として実現したのです。」(井上氏)

クラウド化を検討した最大の理由は、トライアル機を貸し出さなくても、クラウドを通じてSOFIT Super REALISMを検証することが可能になることです。

「製品に触れていただければ、ほとんどのお客様から『面白い』『いい製品だ』『処理スピードに驚いた』……といった評価をいただけます。しかし、あまりに高速なので『デモ用のデータを作っているのではないか?』という疑念を抱かれるケースもないわけではありません。このため、次の営業ステップにつなげるためには、お客様自身に、お客様のデータを使って手軽に試していただける仕組みが必要だったのです」(堀内氏)

こうして同社は、SOFIT Super REALISMのパフォーマンスを十分に体験できるクラウドの選定を開始することになりました。

導入のポイントとシステム概要

マシン性能やサポートなどを総合的に判断してTrusted Public S5を選択

当時、日本ソフト開発では、2014年10月にシンガポールで開催される「Cloud Expo Asia 2014」への出展を予定していました。そこで、この展示会に合わせてSOFIT Super REALISMのデモ用のクラウドサービスを用意することを決断。そのプラットフォームとして選択されたのが、富士通のTrusted Public S5でした。その理由について、堀内氏は次のように説明します。

「弊社は富士通とパートナー契約を結び、SOFIT Super REALISMも富士通のハードウェアと一体で販売しています。このため、富士通のクラウドを真っ先に検討するのは自然な流れでした。ただ、海外で利用できることが必要でしたので、その他のクラウドベンダーのサービスとも比較し、マシン性能、コスト、日本語でのサポート等を総合的に判断して、最終的にTrusted Public S5を選択しました」(堀内氏)

その結果、シンガポールでの展示は大成功を収めます。展示会を訪れた大手企業2社から問い合わせがあり、本格的なクラウドの検証環境を構築することになったのです。

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堀内 茂
ビッグデータコンサルティング本部
執行役 本部長

「お客様がすぐに試したいということで、約1か月でクラウドの検証環境を構築することになりました。非常に短期間でしたので、SaaS化支援ソフトのFUJITSU Software Systemwalker Service Catalog Manager等の利用は見送り、お客様に検証していだたけることを最優先としました。その過程では、富士通の技術者と頻繁にやりとりさせていただき、たいへん助かりました」(堀内氏)

そして、2015年1月、クラウドでのSOFIT Super REALISMの検証環境が、無事、稼働を開始。現在は、シンガポールのパートナーの協力を得ながら、検証が行われているところです。

導入効果

クラウドにより始まった営業・マーケティング・サポートの変革

Trusted Public S5を活用し、SOFIT Super REALISMのクラウド検証環境を整備したことで、いま、日本ソフト開発の営業やマーケティングが変わろうとしていると、藤田氏は次のように語ります。

「これまで弊社は、お客様とフェイス・トゥ・フェイスで営業やマーケティング活動を行ってきましたが、クラウドによってそれが変革されます。たとえば弊社は、かつて、インド人のSEを80名ほど養成したことがあります。現在、彼らは世界中で活躍していますが、その中の一人が、インド企業にSOFIT Super REALISMを紹介する準備をしています。その際には、クラウドを使ってデモをする予定です。同様のことが、アメリカでも起きています。まさに、営業・マーケティングがクラウドで変革されつつあるのを実感しているところです」(藤田氏)

SOFIT Super REALISMのクラウド化は、サポート面でもメリットをもたらしました。堀内氏は、次のように説明します。

「これまでは、お客様の扱うデータによって、小規模版や大規模版などのアプライアンスを用意していました。しかし、クラウドだと、お客様のニーズに合わせて、ボタン1つで最適な仮想サーバを用意できるので、無駄がなくなりました。また、これまではお客様から問い合わせがあっても、貸し出したマシンのログを見ないと処理内容が確認できませんでした。しかし、クラウドならすぐにログが見られますので、実行された処理がすぐにわかり、サポートが容易になりました」(堀内氏)

今後の展開

セキュリティの課題をクリアしてSaaSへの展開も視野に

今回のTrusted Public S5の活用は、SOFIT Super REALISMの検証環境の構築が目的でした。シンガポールの展示会、インドやアメリカでの新しい展開の可能性も含めて、その成果は十分に得られたといえるでしょう。
ただし、それで終わりではありません。その先には、SOFIT Super REALISMのSaaS化の可能性も広がっているからです。実現すれば、SOFIT Super REALISMの超高速なデータ処理機能を、クラウドを通じて世界中に提供できます。しかし、それにはセキュリティの担保が不可欠であると、藤田氏は次のように説明します。

「SOFIT Super REALISMをSaaS化するにあたっては、データをクラウド上にあげる必要があるため、セキュリティの確保が不可欠です。もちろん、技術的にさまざま方法はありますが、100%はありませんので、現時点では、クラウドは検証環境として利用していただき、本番導入ではアプライアンスをご購入いただくモデルをメインで考えています」(藤田氏)

ただし、データによっては、クラウドに置いても問題ないものもあります。また、行政機関が提供するオープンデータ、センサー等のモノが生み出すIoT(Internet of Things)のデータなど、クラウドで処理しても問題のないデータが増えているのも事実です。さらに、オンプレミスとクラウドを組み合わせた「ハイブリッドクラウド」も注目され、SOFIT Super REALISMのSaaS化は、十分に可能性のあるプロジェクトです。

日本ソフト開発株式会社 蒲生 仙治 氏の写真
蒲生 仙治
取締役
営業推進統括本部長

「SOFIT Super REALISMのSaaS化には、市場からの期待も大きいと感じています。認証やセキュリティの問題を解決して、ぜひ実現したいですね。その際には、今回は利用しなかった、Systemwalker Service Catalog Managerも活用することになると思います。これまで、日本企業の現場は、KKD(勘・経験・度胸)に頼ってきた部分が大きいと思いますが、SOFIT Super REALISMをクラウドで手軽に利用できるようになれば、数字に基づいた仮説検証が現場で可能になり、経営に貢献する現場力が大きく変わると思います」(蒲生氏)

SOFIT Super REALISMの検証用クラウドサービスの構築に貢献したTrusted Public S5ですが、その構築を通じて、日本ソフト開発には多くのクラウドのノウハウが蓄積されました。そのノウハウは、近い将来、SOFIT Super REALISMのSaaS化に確実に活かされることでしょう。

営業からの一言

富士通株式会社 小倉 正徳、浮田 博文の写真

シンガポールで開催されたCloud Expo Asiaへの出展にも協力させていただき、会場では来場者の反応を見て、改めてSOFIT Super REALISMの素晴らしさを実感しました。
今後は、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミス等、富士通のポートフォリオから最適なインフラを提供し、日本ソフト開発様の海外展開をサポートできるよう頑張ってまいります。またSaaS化についてもSystemwalker Service Catalog Managerの活用等検討し、お客様の要望に応えられるよう尽力いたします。

(写真左から)
小倉 正徳
富士通株式会社 滋賀支店 公共グループ
浮田 博文
富士通株式会社 グローバルマーケティング本部 マーケティング企画統括部 マーケティング企画部 マネージャー

日本ソフト開発株式会社 井上 孝夫 氏、蒲生 仙治 氏、藤田 義嗣 氏、堀内 茂 氏の写真
(写真左から)井上 孝夫 氏、蒲生 仙治 氏、藤田 義嗣 氏、堀内 茂 氏

【日本ソフト開発株式会社様 概要】
所在地 〒521-0015 滋賀県米原市米原西23
代表取締役社長 藤田 義嗣
設立年 1972(昭和47)年2月
社員数(単体) 128名(2015年4月現在)
事業内容 企業向けシステムソリューション、ソフトウェア受託開発、など
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