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事業環境の変化に即応するためにICTの所有から利用へとシフト
DaaS導入によるアプリケーション延命と内部統制の強化

クラウド導入事例 旭化成ホームズ株式会社様 へーベルハウスキャラクター ラム一家のイメージ
(注)旭化成ホームズ様
へーベルハウスキャラクター
ラム一家

旭化成ホームズ株式会社様 導入事例


「ヘーベルハウス」で知られる旭化成ホームズ様は、契約、購買などの基幹システムにおけるクライアント端末のWindows7への移行に際し、ICT資産の所有から利用へのシフトという同社の基本方針に基づき、富士通の仮想デスクトップサービス(DaaS)を導入。旭化成グループのセキュリティポリシーや運用のニーズに対してきめ細かく対応するとともに、短期間での移行を実現。第一ステップとして、Windows XP対応アプリケーションの延命を行い、さらに第二ステップとして、内部統制の強化に向けた取り組みを進めています。

[ 2011年11月21日掲載 ]

種別 SaaSを採用していません PaaSを採用していません IaaSを採用していません DaaSを採用しています NetWorkを採用していません プライベートクラウドを採用していません
サービス ワークプレイス-LCMサービス 仮想デスクトップサービス
選んだ理由 ICTインフラの所有から利用へのシフト、アプリケーション延命などの課題解決
採用のポイント シトリックス製品の導入実績、ライセンス管理からネットワークまでトータルサポートおよび富士通データセンターの堅牢性
業種 住宅事業・マンション開発事業・リフォーム事業

旭化成ホームズ株式会社 情報システム部 部長 後藤 博 氏
「事業環境の変化に即応できるICTインフラをどのように構築していくか。そのためにはICTインフラの所有から利用へのシフトは非常に重要です」

【課題と効果】
1 全社業務用PCのWindows XPからWindows7への移行に際し、Windows XP対応アプリケーションをWindows7上で引き続き利用できるようにしたい。(アプリケーション延命) DaaS(仮想PC方式)(注1)の導入により仮想環境上にWindows XPの環境を維持。Windows7端末からネットワーク経由で仮想環境に接続し、その上でWindows XP対応アプリケーションを利用することが可能になった。
2 旭化成グループのセキュリティポリシーへの対応や運用の継続性は維持したい 標準メニュー以外にもきめ細かくサポートを行い、旭化成グループのセキュリティポリシーへの対応や運用の継続性を図るとともに、短期間での構築を実現できた
3 アプリケーション延命の次のステップとして、内部統制の強化を図りたい 第二ステップとして仮想PC方式からSBC方式への移行を予定。現在のWindows XP対応アプリケーションの延命期間中に、本アプリケーションのWindows Server OS対応を推進中。DaaS(SBC方式)(注2)への移行により仮想デスクトップ環境の共通化を実現する。

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導入の背景

ICT インフラの所有から利用へのシフト

旭化成ホームズ株式会社 情報システム部 部長 後藤 博 氏の写真
後藤 博
旭化成ホームズ株式会社
情報システム部 部長

少子高齢化、環境負荷軽減などの観点から、家を資産として大切にし世代を超えて受け継いでいくロングライフ住宅へのニーズが一段と高まっています。1972年に旭化成グループの住宅部門を担う企業として設立された旭化成ホームズは、戸建注文住宅「ヘーベルハウス」を中心にロングライフ住宅の実現に取り組まれています。
耐久性、対火性、制震構造など建物自身の高品質はもとより、ライフスタイルの変化に合わせた暮らし方の提案力も同社の強みです。二世帯住宅という考え方も同社が1975年に世界で初めて打ち出しました。その後も、3階建ブームを牽引し、ペット共生住宅などユニークな住宅を次々と発表。また、集合住宅、市街地再開発、リフォーム、マンションの建て替えなど多彩な関連事業も展開しています。

同社の事業の成長に伴い、ビジネス基盤を支えるICTインフラも拡大し、運用管理の負荷やコストが増大していきました。「全国の拠点に分散しているシステムをいかに集約し、運用管理の負荷やコストの削減を図るか。また、ハードウェアやアプリケーションのリプレースのたびに膨大な時間とコストを必要とする状況を打開し、事業環境の変化に即応できるICTインフラをどのように構築していくか。そのためにはICTインフラの所有から利用へのシフトは非常に重要です。クラウドサービスの動向にも注視しています」と、同社 情報システム部 部長 後藤博氏は語ります。

導入のポイント

シトリックス製品の導入実績、トータルサポート力で富士通のDaaSを選択

2009年、契約から購買、アフターメンテナンスまで同社の住宅ビジネスを担う基幹システムにおいて、全国拠点に展開したクライアント端末のWindows7への移行が大きなテーマとなっていました。問題は、Windows XP対応アプリケーションの改修も含めてどう対応するか。「旭化成グループの方針も視野に入れ、検討を重ねましたが、状況がさまざまに変化するためアプリケーションの改修に着手できない状況が続きました。そこで、仮想化技術を活用しWindows XP対応アプリケーションの延命を図ることになりました」(後藤氏)。

旭化成ホームズ株式会社 情報システム部 課長 明野 誠一 氏の写真
明野 誠一
旭化成ホームズ株式会社
情報システム部 課長

同社は、複数の仮想化技術を検討し動作検証も行った結果、パフォーマンス面でシトリックス製品を評価しました。しかし、「いずれもオンプレミスでの導入を前提とする提案で、ICTインフラの所有から利用へという当社の方向性と合致せず、コスト面でも当社の要望を満たしていませんでした。パソコンのリース切れの時期も迫っていましたから、短期間構築も必須でした。そうした状況の中、旭化成グループのOA環境運用を担うAJSからシトリックス製品を採用した富士通のDaaSに関して提案がありました」と、同社 情報システム部 課長 明野誠一氏は振り返ります。

短期間構築、従量課金制によるコストメリット、ICT資産をもたないという同社の方向性との一致などから、同社はDaaSの検討を重ねました。最終的に富士通のDaaSを選択した理由について「シトリックス製品の導入実績はもとより、ネットワークから運用管理、マイクロソフト製品などのライセンス管理までトータルなサポートが受けられ、なおかつコストパフォーマンスが優れているという点を高く評価しました。また館林データセンターの堅牢性や安全性などもポイントになりました」(後藤氏)。

導入のプロセス

運用をできる限り変えることなくDaaSの利用を可能に

AJS株式会社 IT基盤事業部 IT基盤サービス部 企画営業グループ 主査 中村 顕太郎 氏の写真
中村 顕太郎
AJS株式会社 IT基盤事業部 IT基盤サービス部 企画営業グループ 主査

同社は富士通のDaaS(仮想PC方式)を採用。導入にあたり旭化成グループのセキュリティポリシーや同社の運用ルールとの間で調整を必要としました。同社の要件に合うように、運用とサービスの間で橋渡しの役割を担ったのがAJSです。「旭化成グループのセキュリティポリシーに抵触しそうな項目への回答や対策はもとより、運用面でもいろいろと要望を出しました。例えば、旭化成ホームズ様では業務アプリケーションでドライブレターを割り当てていましたが、標準サービスでは運用の継続が難しかったため、集合ディスクでの対応をお願いしました。富士通の柔軟なサポートにより、運用をできる限り変えず、アプリケーションの改修もほとんどなく移行を完了できました」と、AJSのIT基盤事業部 中村顕太郎氏は語ります。

旭化成ホームズ株式会社様導入事例のシステム概要図です。お客様(旭化成ホームズ様)社員が、オフィスの利用環境のみでなく、在宅勤務場所、外出先、お客様データセンター等でも、専用回線を使用して富士通データセンター内の仮想デスクトップ環境(DaaS)に接続し、業務を行うことができます。また、サポートデスク、カスタマーエンジニア、A-LCMセンター等による人的サポートを受けることも可能です。

次に、重要なポイントとなったのが富士通より貸し出した検証機による事前の確認でした。「ネットワークを介して画面だけ転送される仮想デスクトップ環境においてダウンロードや印刷はどうなるのか。AJSから提供を受けたサービスのひな形を使って検証機でさまざまな動作確認を行いました。課題を1つ1つ解決し、それから本番機にのせていくという流れで進められたことは短期間構築にもつながりました」(明野氏)。

2010年9月にプロジェクトがスタート、要件定義の終了が同年11月下旬、その後、本番機の調達に1カ月、構築に2カ月、目標としていた2011年4月にサービス利用は開始されました。

導入の効果と今後の展開

SBC方式による内部統制強化の推進

サービス利用開始後、利用者からは「これまでパソコンで利用していたよりもレスポンスが早くなった」という声も寄せられています。今後の展開について「2013年下期までにID数を1,100にまで増やす計画です。また、Windows XP対応アプリケーションの延命の次のステップとして、SBC方式による仮想デスクトップ環境の共通化を前提に、アプリケーションの移行を進めています」と、明野氏は話します。

SBC方式により、クライアントライセンスが不要になることから、コスト面、資産運用面でも大きなメリットがあります。また「集約率が高くなるため、共通化によりユーザー環境の統制が効きやすくなることにも期待しています」(明野氏)。

仮想デスクトップサービス(DaaS)を利用する目的について「セキュリティや業務継続の観点はもとより、営業職に関してはタブレットPCの活用といったデバイス戦略により、さらなるコスト削減やワークスタイル変革の推進を図っていきたい。またICTの所有から利用へのシフトも前進できます。富士通には、DaaSのサービスメニューの拡充とともにAJSとの連携のもと、より一層のサポートをお願いします」と、後藤氏は語ります。

建物はもとより住む人のロングライフを支える旭化成ホームズ。同社の事業のさらなる成長を、富士通はクラウドサービスをはじめ総合力を駆使し支援してまいります。

【旭化成ホームズ株式会社様 概要】
所在地 東京都新宿区西新宿1-24-1
代表者 代表取締役社長 平居 正仁
設立 昭和47年(1972年)11月
従業員数 5,098名
事業内容 戸建て(個人)住宅事業/集合住宅事業/マンション開発・宅地開発事業/リフォーム事業/不動産流通事業/ファイナンシャル事業/コンサルティング事業など
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旭化成ホームズ株式会社様のロゴ
【AJS株式会社様 概要】
所在地 東京都墨田区両国2-10-14 両国シティコア
代表者 代表取締役社長 藤田 純司
設立 1987年3月
従業員数 395名(2011年3月)
事業内容 システム開発事業、パッケージソフト事業、ネットワーク事業
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AJS株式会社様のロゴ

【導入事例(PDF版)】

用語解説

注1: DaaS(仮想PC方式)
個人のPC環境を仮想化し、集約する。個々に仮想環境を用意するため個人の設定の自 由度が高い。
注2: DaaS(SBC方式)
複数の利用者が同一のPC環境を利用し、アプリケーションはWindows Server OS上で動作させる。環境を共通化できるため内部統制を強化するのに適した方式。

ビジネスのできなかったを、できるに変える。クラウドは富士通

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