磁気ディスク装置 OEM製品ユーザーズガイド
第7章 長期保管条件
この章ではHDDを長期に保管する場合に配慮する必要がある事項について解説します。
HDD を長期に保管する場合の条件と品質確認方法については、以下を推奨致します。なお、長期保管を行う場合は、基本的には梱包荷姿の状態で保存されるようお願い致します。
保管場所
硫化水素、窒素酸化ガス、酸性ガスなどの腐食性ガスが発生している環境(例: 温泉地帯、重工業地帯、海岸の近傍)に建設された建物の使用は極力避けるようにお願い致します。
温度および湿度について
OEMマニュアルなどに記載されている非動作時の温度および湿度規定は、共に広範囲であるため、一般的な環境条件である以下の温度および湿度規定を推奨致します。
1. 梱包荷姿
- 温度: 0℃から40℃
- 湿度: 30%から60 %(最大湿球温度 29℃以下、結露しないこと)
2. 装置単体(裸)品/システム塔載状態
- 温度: 20℃から30℃
- 湿度: 30%から60 %(最大湿球温度 29 ℃以下、結露しないこと)
ご参考として、非動作時の温度および湿度規定は、以下のとおりです。(装置により以下の規定が異なるのでご注意ください。)
- 温度: -40℃ から60 ℃
- 湿度: 5%から95 %(最大湿球温度 29 ℃以下、結露しないこと)
落下、振動および衝撃について
梱包荷姿と装置単体(裸)品およびシステム塔載状態の落下、振動および衝撃規定については、以下の落下、振動および衝撃規定を推奨致します。
1. 梱包荷姿
- 落下: 60cm以下
2.装置単体(裸)品およびシステム搭載状態
- 落下: 無きこと
- 振動: 0.4G以下
- 衝撃: 10.0G以下
ご参考として、非動作時の振動および衝撃規定は、以下のとおりです。(装置により以下の規定が異なるのでご注意下さい。)
- 振動: 0.4G以下
- 衝撃: 20.0G以下
保管方法
梱包荷姿と装置単体(裸)品およびシステム塔載状態の保管方法は、以下を推奨致します。
1. 梱包荷姿
- 製品は、直に床へ置かず、パレット等を利用して床上10cm 以上に静置すること。
- 製品は、衝撃、振動等に対して危険性のないようにしておくこと。不安定な積みかた、置きかたはしないこと。
- 積み重ねにより梱包が変形しないこと。
- 梱包箱は、著しく汚損、破損しているものは使用しないこと。
- 窓や壁に直接触れたり、置いたり、排気口の側に置いたりしないこと。
2. 装置単体(裸)品およびシステム塔載状態
- 製品は、保管棚、戸棚、専用ケースを利用し、ゴムマット、ポリエチレン、紙などの適当な緩衝材を下に敷き、その上に製品を静置すること。ただし、新聞紙の使用は不可とする。
- 保管中の製品にはポリエチレンフィルムなどの防塵カバーをかけること。
布性防塵カバーは、吸湿、吸塵して製品品質を劣化させる恐れがあるので長期保管にはなるべく用いないこと。 - 窓や壁に直接触れたり、置いたり、排気口の側に置いたりしないこと。
