2014年5月27日
今年は「Human Centric Innovation」をテーマに、富士通フォーラム2014 東京を開催しました。
進化するICTの力で人を支援することにより、イノベーションの創出を加速し、お客様のビジネスや様々な社会課題の解決に貢献しいくために、富士通フォーラム2014では、新たなICT利活用の取り組みや、ICTによるビジネスの成長・変革への取り組みを、セミナーと展示デモを通じてご紹介しました。
富士通フォーラム2014 東京
Human Centric Innovation |
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会期 | 5月15日(木曜日)~16日(金曜日) |
会場 | 東京国際フォーラム(東京都千代田区) |
UNIXサーバ SPARC M10の展示ブースでは、SPARC M10-4Sや、SPARC64 X+プロセッサを展示しました。
ハードウェアの展示だけでなく、SPARC M10と、FUJITSU Storage ETERNUSを用いた新しいソリューションや、SPARC M10のハードウェア構成をスマートフォンなどで閲覧できる3D デモアプリをご紹介しました。
UNIXサーバ SPARC M10は、高性能なデータベース統合に最適なサーバです。
富士通フォーラムでは、高性能なデータベース統合にSPARC M10が最適である、主に3つの理由をご紹介しました。
UNIXサーバ SPARC M10の展示ブース
バージョンアップしたいけれど、なかなか手が出せていないOracle Database、ありませんか?
独自のアプリケーションを新しいバージョンのOracle Database上で正常動作させるためには、それ相当の検証時間とコストがかかるなど、積極的にデータベースのバージョンアップができない企業も多いのではないでしょうか。
SPARC M10では、旧バージョンのOracle Databaseを、最新のUNIXサーバであるSPARC M10へ、旧バーションのまま移行・統合することができます。2001年にリリースされたOracle Database 9iや、Oracle Database 10g、Oracle Database 11g、そして最新のOracle Database 12cまでもが、1つのSPARC M10サーバ上に統合できます。
SPARC M10の仮想化は、ハイパーバイザーがハードウェア層で動作し、ハードウェアがCPUやメモリを直接指定してゲストドメイン(仮想サーバ)に割り当てているため、仮想化による性能のオーバーヘッドがありません。そのため、たくさんのデータベースを仮想集約しても、レスポンスが低下しません。
移行コストの削減や、旧資産を有効活用することによる長期稼動を実現するSPARC M10は、基幹システムを支えるOracle Databaseの統合に最適なサーバです。
最新のSPARC64プロセッサ「SPARC64 X+」と、UNIXサーバとして世界最大を誇る大容量メモリ(1CPUあたり最大1TBメモリ、最大構成では64TBメモリ)により、インメモリ処理を実現します。
さらに、Extreme Cache(コントローラー内蔵型SSDキャッシュ)を搭載している FUJITSU Storage ETERNUSを接続することで、データへの高速アクセスを可能にします。Extreme Cacheは、大容量のキャッシュを搭載しているため、キャッシュヒット率を大幅に向上しています。そのため、アクセス性能の高速化や、少ないディスクドライブで高い性能を実現することができます。
仮想環境の運用管理には、FUJITSU Software ServerView Resource Orchestratorが最適です。
UNIXサーバ SPARC M10だけでなく、PCサーバやストレージ、ネットワークなど、異なるプラットフォームを統合管理できるServerView Resource Orchestratorは、仮想環境の運用管理も可能です。
ServerView Resource Orchestratorは、GUIによる運用・管理が可能です。サーバの状態を分かりやすく表示できるため、運用管理の負荷を軽減できます。さらに、異常検出においても、短時間で的確にGUIで把握することができるため、容易でミスのない運用が可能です。
2014年に発表した最新プロセッサ「SPARC64 X+」
(上)UNIXサーバ SPARC M10と、
(下)FUJITSU Storage ETERNUS DX500 S3
SPARC M10-4Sの展示紹介
スマートフォンやタブレットでサーバ内部も
表示できるSPARC M10の3Dアプリ
富士通フォーラムでは、富士通が開発している最新技術を搭載した製品やサービスが所狭しと展示されていました。その中でも注目されていたのが、次世代スーパーコンピュータでした。
国内初のお披露目となったFUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX10の後継機である次世代スーパーコンピュータのプロトタイプ。プロセッサには、現在開発中のSPARC64プロセッサが搭載されていました。
従来のスーパーコンピュータとの省スペース比較
FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX10
後継機のプロトタイプ
富士通は、新プロセッサを搭載したメインフレーム FUJITSU Server GS21シリーズを2014年4月に発表しました。
2014年は、富士通が初代メインフレームを発表してから50周年にあたります。Made in Japanにこだわり、お客様のビジネス成長と価値向上と共に発展してきた富士通のメインフレームが、装いも新たに登場しました。
メインフレーム FUJITSU Server GS21シリーズ
プロセッサ・ダイが組み込まれた50周年記念品
UNIXサーバ SPARC M10や、スーパーコンピュータ、メインフレーム以外にも、富士通が提供するプラットフォーム製品群を展示しました。その一部を写真でご紹介します。
ディスクストレージシステム FUJITSU Storage ETERNUS DX600 S3
基幹IAサーバ FUJITSU Server PRIMEQUEST 2000シリーズ
垂直統合型 仮想化・クラウド基盤
FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks
垂直統合型データベースシステム
FUJITSU Integrated System HA Database Ready
SPARC M10の展示ブースでは、以下の資料をご案内しました。
高性能なデータベース統合を実現するSPARC M10 (389 KB) (2014年5月)
SPARC M10による高速データベースオファリング (529 KB) (2014年5月)