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Fujitsu

Japan

富士通フォーラム2013 東京 SPARC M10 出展

開催概要セミナー展示セミナーレポート展示レポート

SPARC M10 展示レポート

2013年5月28日

"Reshaping ICT, Reshaping Business and Society" をテーマに、富士通フォーラム2013 東京を開催しました。
富士通フォーラム2013 東京では、人々の暮らしや社会・お客様のビジネスを支える新たなICT利活用への取り組みと、それを支える最先端のプロダクト、サービス、テクノロジーについて、セミナーや展示にてご紹介しました。

富士通フォーラム2013 東京
Reshaping ICT, Reshaping Business and Society
会期 5月16日(木曜日)~17日(金曜日)
会場 東京国際フォーラム(東京都千代田区)

今年の富士通フォーラム2013 東京も、開催2日間で1万人を超えるたくさんのお客様にご来場いただきました。展示会場はテーマごとに分けられ、富士通の最先端技術をご紹介しました。

UNIXサーバ SPARC M10の展示ブースは、会場入ってすぐの「最先端のテクノロジー・プロダクト」コーナーに設置され、多くのお客様にお立ち寄りいただきました。

展示会場地図

富士通のプロセッサ開発の歴史

自社開発のプロセッサ技術

SPARC M10に搭載されているプロセッサ、SPARC64™ X(スパークロクヨン テン)は、富士通が開発している最新プロセッサです。展示会場では、富士通のプロセッサ開発の歴史をご紹介しました。

富士通の技術の結晶とも言えるプロセッサ開発は1954年から始まり、メインフレーム、UNIXサーバ、スーパーコンピュータのすべてのプロセッサを一貫して開発してきました。

メインフレームの開発で培われた高い信頼性は、UNIXサーバ、スーパーコンピュータにも受け継がれ、スーパーコンピュータ開発で開拓した高速性は、UNIXサーバに引き継がれています。要となる高信頼/高性能を実現する技術を相互に展開していくことで、最先端のサーバを開発しています。

歴代のSPARC64プロセッサをご紹介


プロセッサ開発の歴史と、
SPARC64プロセッサのウエハ

富士通が独自開発しているSPARC64プロセッサのウエハは、最新の第4世代を並べてご紹介しました。これだけの歴代のウエハを並べてみることはなかなかできないので、会場では注目を集めていました。

展示したウエハは左から、
SPARC64 X、SPARC64 IXfx、
SPARC64 VIIIfx、SPARC64 VII+です。

最新UNIXサーバ SPARC M10

SPARC M10は、富士通のスーパーコンピュータ技術が可能にする高性能や拡張性、そして低いTCOなどをビジネスサーバでも実現しています。

コンパクト・省電力なSPARC M10-1

UNIXサーバ SPARC M10の最下位機種であるSPARC M10-1は、1CPU搭載の1Uサーバです。

この小さな筐体の中に、512GBの大容量メモリと、4.8TBのディスクメモリという大容量を搭載できるのは、超高密度実装がなせる業です。

筐体内部の部品は整然と実装されているため、7つの小さなファンを使って効率的に冷却が可能です。

大幅な省電力化・省スペース化を実現したSPARC M10は、多くのお客様から、高評価をいただきました。


SPARC M10-1の筐体内部

高速化・省電力化への取り組みがわかるSPARC M10内部カットモデル

イベント会場で展示すると、常に人だかりができるSPARC M10内部カットモデル。今回の展示会場でも、写真を撮るだけでも苦労をするほど、たくさんのお客様に囲まれていました。

SPARC M10内部カットモデルは、3つの階層から成るSPARC M10-4/M10-4Sの実装構造をわかりやすくご紹介するため、内部の基盤を切断し、特殊塗装を施しています。


金色に特殊塗装したSPARC M10内部カットモデル

液体冷却を行うLiquid Loop Coolingユニットの下に実装されているSPARC64 Xプロセッサも、このSPARC M10内部カットモデルでは、上部からご覧いただけるようになっています。

冷却システムの仕組みやCPU・メモリの実装距離の短縮化を実機でご覧いただき、性能向上や省電力への取り組みをご説明しました。

最上位のフラグシップモデル、SPARC M10-4S

世界最大の拡張性を誇るSPARC M10サーバのフラグシップ、SPARC M10-4Sをご紹介しました。筐体を連結し、1台のサーバとして使用可能なBuilding Block方式の接続により、高いスケーラビリティを発揮するハイエンドサーバです。

SPARC M10-4Sは、4Uサイズのサーバ1台に16CPU/64コアを搭載しています。旧世代であるSPARC Enterpriseのラック1本分のサーバと同じコア数が搭載されています。

SPARC M10-4Sは、最大(16Building Block)で64CPU/1,024コア/32TBメモリを搭載できる世界最大のUNIXサーバです。富士通フォーラム2013 東京では、その半分の規模を満たすSPARC M10-4S(8Building Block)を展示しました。


世界最大の拡張性を誇るSPARC M10-4S

このSPARC M10-4Sのラックには、SPARC M10-4Sの筐体以外に、SPARC M10-4S専用のクロスバーボックスが搭載されています。Building Block方式で筐体を拡張することができるSPARC M10は、このクロスバーボックスを用いることで、巨大マシンに拡張しても、高速性を維持することができます。
展示会場では、ラックの裏側まで見学できるように設置し、実際のケーブル接続もご紹介しました。