このページの本文へ移動

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

 

Japan

 

IntelliMirror に関する留意事項


【オフラインファイル関連】
【アプリケーション配布関連】
【リモートインストールサービス(RIS)関連】

オフラインファイル関連
オフラインファイルを利用する時に留意すべき項目について説明します。

≪ オフラインファイルのキャッシュがシステムドライブのディスク容量を圧迫 ≫
留意点 オフラインファイルのキャッシュは、デフォルトではシステムドライブのルートディレクトリに格納されます。このため、オフラインで使用するファイルが多くなるとシステムドライブのディスク容量を圧迫する可能性があります。
発生条件 オフラインファイル設定時。
対処方法 以下の対処方法が考えられます。

キャッシュの種類を『ドキュメントの自動キャッシュ』とし、エクスプローラの[ツール]-[フォルダオプション]-[オフライン]タブの『一時オフラインに使用するディスク容量のサイズ』において、キャッシュで使用可能なディスク容量を制限する。
キャッシュの種類を『ドキュメントの手動キャッシュ』とし、必要なファイルのみキャッシュするようにする。
『Windows 2000 Professional リソースキット』にて提供予定のツール『オフラインキャッシュムーバー(cachemov.exe)』を使ってキャッシュの格納ドライブを移動させる。

≪ オフライン設定時のセキュリティ ≫
注意点 オフラインファイルの設定はコンピュータに対して行われます。このため、ユーザーAがオフラインファイルを利用しているコンピュータにユーザーBがログオンすると、ユーザーBもオフラインファイルが使えるようになり、ユーザーAが使用したオフラインファイルも参照することができてしまいます。
発生条件 1台のマシンを複数ユーザーが使用している場合。

≪ オフラインに設定されたファイルがあるマシンではACPIのスタンバイ機能が無効になる ≫
注意点 ACPIのタイマーによるスタンバイの設定をしていても、そのマシン上のファイルをオフラインで使用できるように設定すると、ACPIのスリープ機能は無効となります。共有タブで[キャッシュを有効にする]のチェックをはずすと、ACPIの機能は再び有効になります。
発生条件 ACPIのスリープ機能の設定をしたマシン上のファイルをオフラインファイルに設定した場合。

アプリケーション配布関連
アプリケーション配布を利用する上で留意すべき項目について説明します。

≪ アプリケーション配布のクライアントの条件 ≫
注意点 アプリケーション配布はグループポリシーが前提となります。その為、サーバはActive Directory、クライアントはWinodws 2000である事が前提となります。

リモートインストールサービス(RIS)関連
リモートインストールを使用する上で留意すべき項目について説明します。

≪ リモートインストールサービスがサポートするOSイメージ ≫
注意点 リモートインストールサービスでインストール可能なOSは、Windows 2000 Professionalのみです。

≪ RIPrepを使用する場合の、ハードウェア互換について ≫
注意点 RIPrep機能を使用する場合、ソースコンピュータとインストール先コンピュータのHALは同一種類である必要があります。例えば、ソースコンピュータがACPI対応のHALであった場合、インストール先コンピュータもACPI対応HALでなければなりません。

≪ RIPrepを使用して保存できるOSイメージ ≫
注意点 RIPrep機能で保存できるインストールイメージは、ソースコンピュータ上の単一ディスク単一ブートパーティション上のWindows 2000 Professional イメージ(Cドライブ)に限られます。

≪ リモートインストールブートフロッピーをサポートするネットワークカードの種類 ≫
注意点 リモートインストールブートフロッピーを作成する際、[Windows 2000 リモートブートジェネレータ]の[アダプタ一覧]に表示されていないネットワークカードを搭載したコンピュータでは、リモートインストールブートフロッピーを使ってリモートブートすることをサポートしていません。

≪ リモートインストールサービスの管理 ≫
留意点 RISサーバを構築した場合、RISの管理を行う[リモートインストール]タブが表示されずリモートインストールサービスの管理ができません。
発生条件 リモートインストールサービスをインストールした場合。
対処方法 [Windows 2000 管理ツール]をRISサーバにインストールしてください。管理ツールのインストールを行えば、RISサーバ以外のマシン(Windows 2000 Professionalも可)からRISの管理をすることも可能です。ただし、ドメインコントローラには改めて管理ツールをインストールすることができないため、ドメインコントローラからRISを管理することはできません。

(注)[Windows 2000 管理ツール]をインストールするには、Windows 2000 Server CD-ROMのi386フォルダ内のADMINPAK.MSIを実行します。

≪ RISサーバとRISクライアントが異なるサブネットに存在する場合 ≫
留意点 RISサーバとRISクライアントがルータを隔てて存在する場合、RISクライアントがRISサーバからサービスを受けられない場合があります。
発生条件 RISサーバとRISクライアントがルータで分けられた場所に存在する場合。
対処方法 ルータの[DHCPリレーエージェント]の設定に、RISサーバのIPアドレスを登録する必要があります。

≪ 応答ファイルの記述修正をした後のイメージとの関連付け ≫
留意点 すでにインストールイメージと関連付けられた応答ファイルに対して内容修正を行う場合、単に修正のみを行うだけでは、インストール時にその修正個所が反映されません。
発生条件 インストールイメージと関連付けられた応答ファイルに対して内容修正を行う場合。
対処方法 インストールイメージと関連付けられた応答ファイルを修正する場合は、一度関連付けを解除する必要があります。関連付けを解除した後、応答ファイルに対して修正を行い、再びインストールイメージと関連付けを行います。

≪ リモートOSインストールを行うために必要なサービス ≫
注意点 リモートインストールサービスを使用する場合は、Active Directory、DNS、DHCPがネットワーク上に存在し、アクティブになっている必要があります。

≪ ブートフロッピーを使用する場合のGUIDの指定について ≫
注意点 リモートインストールブートフロッピーを使用する場合、コンピュータアカウントを予め作成しておく際に入力するGUIDには、[ゼロ(24ビット)+ネットワークカードのMACアドレス(8ビット)]を使用してください。
例えば、MACアドレスが『12345678』のときは『00000000000000000000000012345678』をGUIDとして代用します。

≪ CDベースイメージの保存場所に関する留意事項 ≫
注意点 CDイメージを保存するディスクは、NTFSでフォーマットされている必要があり、システムと同じドライブには保存できません。また、指定したドライブには少なくともWindows 2000 ProfessionalのCD1枚分に相当する十分な空き容量(800MBから1GB)が必要です。