コンセプト:「運用」が変わる。サーバが変える。
FUJITSU Server PRIMERGY
最新 CPU「インテル® Xeon Phi™ プロセッサー 製品ファミリー」
を搭載したマルチノード型サーバシャーシ「PRIMERGY CX600 M1」、
サーバノード「PRIMERGY CX1640 M1」新発売!
2016年9月20日
「CX600 M1 シャーシ」「CX1640 M1 サーバノード」 特長
- 国産ベンダで唯一、最新の「インテル® Xeon Phi™ プロセッサー 製品ファミリー」を採用したサーバ。
- メニーコア設計による最大72 コア(従来比3 倍以上)を1CPU に内蔵した最新の「インテル® XeonPhi™ プロセッサー 製品ファミリー」(従来比 約2.5 倍の性能)を採用。
- メモリは、プロセッサーに内蔵された16GB の高速MCDRAM(Multi-Channel DRAM)に加え、最大384GBのDDR4メモリを搭載可能。
- 2Uシャーシにサーバノード×最大8台を搭載することで、マルチノード型サーバ CX400 M1、CX2550 M2 と比べ2倍の高密度実装を実現。また、業界最高クラスの実装効率を実現。
- 従来からのInfiniBand カードに加え、新たに100Gbps 高速ネットワーク Intel® Omni-Path 「OP HFIカード(100Gbps)」にも対応。
- シャーシ内蔵の冷却ファンによる空冷モデルに加え、温水冷却技術を採用した水冷モデルもラインナップ。
水冷モデルを選択することで、最上位CPU「インテル® Xeon Phi™ プロセッサー 7290(TDP 245W)」を使用可能。 - 解析シミュレーション(化学、構造 / 流体、金融)、ビッグデータ、CG / 画像処理等の用途を想定し、より高い性能を求められるハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)分野に最適。
水冷モデル(水冷チューブ接続口)
主なオプション
CX600 M1、CX1640 M1(水冷)用 水冷関連オプション
- 水冷RackCDU(3Uラックマウント/CX600 用)
サーバ側冷却水と建屋側冷却水との間で熱交換を行うユニット。
3Uラックユニットの形状で、水冷CX用19インチラックの42U最上段に設置。
- 水冷CDM(CX600 用)
水冷RackCDUからの冷却水を、各CX1640 M1(水冷)へ分配するための縦長のユニット。
水冷CX用19インチラック内の前後端の向かって右角に設置。
関連オプションの情報はシステム構成図にてご確認ください。
CX600 M1 / CX1640 M1 システム構成図を見る
最新 インテル® Xeon Phi™ プロセッサー製品ファミリー 搭載
FUJITSU Server PRIMERGY CX600 M1 / CX1640 M1 ご紹介カタログ
FUJITSU Server PRIMERGY CX600 M1 / CX1640 M1 (583KB) [2016年9月20日]
インテル® Xeon Phi™ プロセッサー 製品ファミリー
PRIMERGY CX600 M1 ご紹介動画 (英語)
「インテル® Xeon Phi™ プロセッサー 製品ファミリー」は、2013年1月より販売開始した「インテル® Xeon Phi™ コプロセッサー」の後継プロセッサー。
従来製品は「インテル® Xeon® プロセッサー」にPCI Express経由で接続し、コプロセッサーとして動作しますが、「インテル® Xeon Phi™ プロセッサー」は「インテル® Xeon® プロセッサー」と同様に独立して動作するCPU。
「インテル® Xeon Phi™ プロセッサー 製品ファミリー」は、 1CPUあたり最大72コアを搭載し、理論演算性能では従来製品「インテル® Xeon Phi™ コプロセッサー」の約2.5倍()となる 3テラフロップス(TFLOPS)以上を実現。
また、メモリはプロセッサーに内蔵する最大16GBの高速MCDRAMに加え、最大384GBのDDR4メモリを搭載可能。
「インテル® Xeon Phi™ コプロセッサー 7120P」と最新「インテル® Xeon Phi™ プロセッサー 7250」との理論演算性能値での比較
PRIMERGYによる「インテル® Xeon Phi™ プロセッサー 製品ファミリー」の性能検証結果
「インテル® Xeon Phi™ プロセッサー」を搭載したPRIMERGYを用いて各種ベンチマークの性能検証を実施し、「インテル® Xeon® プロセッサー E5-2697Av4(2.60GHz, 16コア)」の検証結果と比較したところ、最大で約4.4倍()の性能向上となる結果が得られました。
システム性能を評価するベンチマーク「SPEC CPU2006」における、一定時間に処理可能な浮動小数点演算タスク数(スループット)を示す指標であるSPECfp_rate2006のアプリケーション別のBase値での比較。
2016年6月21日現在、「PRIMERGY CX1640 M1」に搭載した「インテル® Xeon Phi™ プロセッサー 7250 (1.40GHz、68コア) 」は、「PRIMERGY RX2530 M2」に搭載した「インテル® Xeon® プロセッサー E5-2697Av4 (2.60GHz、16コア)」と比較して、437.leslie3dアプリケーションで約4.4倍、481.wrfアプリケーションで約3.9倍性能向上するという結果が得られています。
測定環境は以下の通りです。
- PRIMERGY CX1640 M1 : Intel Xeon Phi 7250 (1.40GHz)1CPU (68Core) , Red Hat Enterprise Linux 7.2, 3.10.0-327.13.1.el7.mpsp_1.3.2.100.x86_64, Version 16.0.2 of Intel C++/Fortran Studio XE for Linux
- PRIMERGY RX2530 M2 : Intel Xeon 2697Av4 (2.60GHz)1CPU (16Core) , SUSE Linux Enterprise Server 12, Version 16.0.0.101 of Intel C++/Fortran Studio XE for Linux
上記の結果は2016年6月21日時点で、SPEC(The Standard Performance Evaluation Corporation)への提出を完了しています。
なお、性能指標は上記の実行性能比較結果となり、お客様システムにおける性能向上を保証するものではありません。
関連リンク
- 従来比約2.5倍の性能を実現するPCサーバ 「PRIMERGY」 の新モデルをグローバルで販売開始 (2016年6月21日 プレスリリース)