プライベートクラウド統合パッケージ FUJITSU Cloud Ready Blocks
2011年6月6日
プライベートクラウド導入における課題をスピーディーに解決する
Cloud Ready Blocks(クラウドレディーブロックス)
急速なビジネスの変化に対応するため、クラウド技術を企業内ICTに取り入れる「プライベートクラウド」の導入ニーズが加速しています。一方、設計、構築に多くの時間や工数がかかる、運用に不安があるなどの課題もあります。富士通は、これまでに培ったクラウド技術、運用ノウハウを元に、プライベートクラウドの設計、構築、運用に必要な要素をパッケージ化した統合基盤を提供します。プライベートクラウドの迅速な導入、確実な運用を可能とし、ビジネスの成長やコスト最適化に貢献します。
これからの企業内ICTとは -変化に強いICT-
変化に強いICTの実現には、ICTコスト最適化だけでなく、利便性向上の両立が重要です。そのためには、プライベートクラウドの技術要素をいかにスピーディーに企業内ICTに取り入れるかが鍵となります。
スピーディーに解決 –Cloud Ready Blocks-
富士通の実践で培ったクラウド技術、運用ノウハウを備えた「Cloud Ready Blocks」。必要なハードウェア、ソフトウェアを構築、設定済みの状態で提供。システム規模に応じて設計された2種類のタイプを用意。本格的なプライベートクラウド環境をすぐに使い始められます。
実践で培ったクラウド技術、運用ノウハウ館林システムセンターで稼働する「オンデマンド仮想システムサービス」、および、「沼津ソフトウェア開発クラウドセンター」における実践で培った「仮想化」「標準化」「自動化」「サービス化」といったクラウド技術、および運用ノウハウを結集、すぐに使える実践力を備えています。 |
プライベートクラウド
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必要なハードウェア、ソフトウェアを構築、設定済みの状態で提供プライベートクラウドに必要となるサーバ、ストレージ、ネットワーク機器などのハードウェア、および仮想化、クラウド管理ソフトウェアを構築、設定済みの状態で納入します。 システム規模に応じた設計
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Cloud Ready Blocksの特長
システムのライフサイクルを通じて安心してお使いいただけます。
基本設計/設定済みのプライベートクラウドシステム
設計~導入期間の短縮や作業の負担を軽減できます。
- あらかじめ決められた構成から最適な構成を選択
ヒアリング項目に回答するだけで事前検証済の組み合せの中から最適なタイプや構成を決定、構成の設計にかかっていた作業時間を大幅に削減できます。 - 構築・設定済の状態で出荷
プライベートクラウドシステムに必要となるハードウェア(サーバ、ストレージ、ネットワーク機器)、クラウド管理ソフトウェア、仮想化ソフトウェアをインストール、設定済みの状態で出荷します。これにより、納品から引き渡しまでのリードタイムを大幅に削減します。また、大量の梱包材の廃棄が不要となるなど、環境にも配慮しています。
運用ノウハウをパッケージ化
富士通の実践で培ったノウハウを実装、スピーディーに運用を開始できます。
- すぐにクラウド運用を行える利用者操作画面を提供
当社のクラウドサービス「オンデマンド仮想システムサービス」のノウハウを利用者操作画面に反映しました。これにより、利用者自身がオンデマンドに必要な仮想サーバを簡単に選択、配備できます。さらにプライベートクラウドの標準的な運用プロセスを実装しており、利用者への仮想サーバの配備をすぐに開始できます。 - サービスカタログ(サンプル)を設定済みの状態で提供
プライベートクラウド上にシステムを構築する際に必要なOS、CPU、 メモリ、ディスク容量のよく使われる組み合わせを、サービスカタログとして提供します。今まで手作業によるセットアップでかかっていた管理者側の作業時間を大幅に削減できます。
- プライベートクラウドシステムの運用ガイドラインと運用教育の提供
本システムの引き渡し後にスムーズに運用を開始いただくために、システムの概要や運用プロセスなどを記載した運用ガイドラインを提供します。また運用部門様向けに運用ガイドラインをベースとした半日間の教育を実施します。
富士通サポートセンターによるワンストップサポート
万が一のトラブル発生時も迅速に対応、安心してお使いいただけます。
- 専用のワンストップ窓口
Cloud Ready Blocksに関するQ/Aや万が一のトラブル発生時にも導入時のシステム構成を把握している富士通サポートセンターがワンストップで迅速に対応いたします。(※3)
ラインナップ
プライベートクラウド統合パッケージ FUJITSU Cloud Ready Blocks (3.86MB) [2011年6月]
Cloud Ready Blocks V1.0 Type R(ラックタイプ)
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拡張性 | 運用性 | 信頼性 | |||||||||||||||||||||||||||||
仮想サーバ:~180VM 物理サーバ:1~10台 |
サービスカタログ(2パターン) 利用者ID登録(10 IDまで事前登録可) |
ネットワーク冗長化 | |||||||||||||||||||||||||||||
ストレージ接続:iSCSI接続 | VM自動配備 利用、 管理画面の見える化 運用管理手順の自動化 |
ストレージ:RAID5 | |||||||||||||||||||||||||||||
LAN:10Gbps |
Cloud Ready Blocks V1.0 Type B(ブレードタイプ)
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拡張性 | 運用性 | 信頼性 | |||||||||||||||||||||||||||||
仮想サーバ:~324VM 物理サーバ:1~18台 |
サービスカタログ(6パターン) 利用者ID登録(20 IDまで事前登録可) |
ネットワーク冗長化 | |||||||||||||||||||||||||||||
ストレージ接続:FC8Gbps接続 | VM自動配備 利用、 管理画面の見える化 運用管理手順の自動化 |
ストレージ:RAID5 | |||||||||||||||||||||||||||||
LAN:10Gbps |