高信頼HAモデルサポート情報(留意事項)
Java 7のインストールに関する留意事項
[更新日 2013年2月8日]
PRIMERGY HAモデルには、Java 7をインストールしないようお願いいたします。Java 7をインストールした場合、Java 6の環境で動作するeverRun Managerアプリケーションが正しく起動しない、または正しく動作しくなる恐れがあります。
PRIMERGY HAモデルのデスクトップにJava 7へのアップデートを促すメッセージが表示されることがありますが、本件への対応策が公開されるまで、CoServer、FTvirtual Serverとも、Java 7のインストールは控えていただきますようお願いいたします。
システム構築上の留意事項
TX300HA S4 / TX300HA S5
HA制御用として、メモリ 384MB、HDD容量 22GBを使用しています。
ディスクアレイ構築時の留意事項
【対応機種】 HAモデル全機種
ディスクグループ(フィジカルパック)0は、必ずリカバリDVDを使用して構成し、ディスクグループ(フィジカルパック)1以降は、WebBIOSで構成してください。
Virtual Server用の論理ディスクの1つあたりのサイズは、2TBまでサポートしております。ディスクグループ(フィジカルパック)0に2TBを超えるディスク容量が存在する場合、リカバリDVDで論理ディスクを構成後、ディスク容量が多少余ります。この余った領域をご使用になりたい場合は、WebBIOSを使用して論理ディスクを追加してください。
ディスクグループ(フィジカルパック)0をWebBIOSで作成した場合、Virtual Server 用ブートディスクのミラー処理ができない状態となります。
【ミラー処理ができない状態となる例】
CoServer1:最初のセットアップ時、リカバリ DVD で構成。または、工場出荷状態の構成。
CoServer2:片系リカバリ時に WebBIOS で構成。
Windows OS Service Packに関する留意事項
- PRIMERGY HA モデルは Windows 2003 Service Pack2 に対応しています。
ここに記載されている以外のWindows Service Packが公開された場合は、本サイトで適用方法を公開するまで適用しないでください。
HA制御ソフトウェア Service Pack / 緊急修正プログラムに関する留意事項
最新のHA制御ソフトウェアのアップデート
HA制御ソフトウェアのアップデートには、サービスパックと緊急修正があります。
ご使用のシステムに対応した最新のサービスパックとサービスパックに対応した緊急修正の適用を推奨します。最新の修正モジュールは、ダウンロード検索で提供しています。
出荷時のFT制御ソフトウェアのサービスパック、および緊急修正の適用状態は、製品のご購入時期に関わらず以下の表のようになっています。
『ご購入後に適用が必要なFT制御ソフトウェアのサービスパック、緊急修正』の表で、適用が必要なサービスパック、緊急修正を確認してください。
機種 | 出荷時の everRun ソフトウェア | |
---|---|---|
適用済みサービスパック | 適用済み緊急修正 | |
TX300HA S4 | everRun ソフトウェア V7.1 Service Pack 1 | everRun ソフトウェア V7.1.1緊急修正V1.0L50 |
TX300HA S5 | everRun ソフトウェア V7.1 Service Pack 2 | なし |
機種 | 適用が必要なサービスパック | 適用が必要な緊急修正 |
---|---|---|
TX300HA S4 | everRun ソフトウェア V7.1 Service Pack 2 | everRun ソフトウェア V7.1.2緊急修正V1.0L10 |
TX300HA S5 | なし | everRun ソフトウェア V7.1.2緊急修正V1.0L10 |
本ページの everRun ソフトウェアのサービスパック、緊急修正に関する情報掲載は、実際のサービスパック、緊急修正の公開日より若干遅れる場合があります。
2010年1月13日時点の最新修正モジュール
Windows 2003モデル向け
- PRIMERGY HAモデル アップグレードキット everRun ソフトウェア V7.1 Service Pack 2
- PRIMERGY FT/HAモデル everRun ソフトウェア V7.1.2緊急修正 V1.0L10
Windowsの修正プログラムに関する留意事項
Windows Updateで公開されているWindowsの修正プログラムについては「Windows Updateで公開されているWindows修正プログラムに関する留意事項」を参照してください。
それ以外のWindowsの修正プログラムについては「Windows Updateで公開されていないWindows修正プログラムに関する留意事項」を参照してください。
Windows Updateで公開されていないWindows修正プログラムに関する留意事項
PRIMERGY HAモデルに、Windows Update で公開されていない Microsoft Windowsの修正プログラム(Hotfix)のうち、以下のものを適用する際には、事前にダウンロード検索からeverRunソフトウェアの緊急修正プログラムをダウンロードし適用してください。
下表に記載されている版数にかかわらず、EnduranceソフトウェアまたはeverRunソフトウェアの緊急修正プログラムは最新のものを適用することを推奨いたします。
「PRIMERGY FTモデル everRunソフトウェア V7.1.1 緊急修正」V1.0L70以降、または 「PRIMERGY FTモデル everRunソフトウェア V7.1 サービスパック2」以降が必要
- Windows Server 2003 Service Pack 2を実行しているターミナル サーバーが予期せず再起動する問題の修正プログラム(マイクロソフト サポート技術情報978243)
Windows Updateで公開されていないWindows修正プログラムについては、以下の点にご留意ください。
- ファイル情報をご確認いただき、OSカーネル(以下のいずれか)が含まれるものについてはHAモデルで問題が発生する可能性があるため適用しないでください。
- ntkrnlmp.exe
- ntkrnlpa.exe
- ntkrpamp.exe
- ntoskrnl.exe
- OSカーネルを含まないWindows修正プログラムについては、問題なくHAモデルに適用できます。
Windows Update で公開されているWindows修正プログラムに関する留意事項
(最終確認日 2017年6月22日)
Windows Updateで公開されているWindows修正プログラムを適用する場合、以下の確認状況を参照してください。
PDFPRIMERGY FTモデル/HAモデル Windows 2003タイプ Windows Update確認状況(127KB)
2010年5月より、PRIMERGY HAモデルで適用に注意が必要なWindows修正プログラムのみを記載しています。
Windows Update で公開されているWindows修正プログラム適用にあたり留意が必要な項目です。
PRIMERGY HAモデルに、以下のWindows修正プログラムを適用する際には、事前にダウンロード検索からeverRunソフトウェアの緊急修正プログラムをダウンロードし適用してください。
下表に記載されている版数にかかわらず、everRunソフトウェアの緊急修正プログラムは最新のものを適用することを推奨いたします。
「PRIMERGY FTモデル everRunソフトウェア V7.1.1 緊急修正」V1.0L70以降、または
「PRIMERGY FTモデル everRunソフトウェア V7.1 サービスパック2」以降が必要
- MS15-038:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(3045999) (2015年4月15日更新)
- MS15-025:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(3033395) (2015年3月11日更新)
- MS13-063:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(2859537) (2013年8月14日更新)
- MS13-048:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(2839229) (2013年6月12日更新)
- Windows Updateは3つのOS(CoServer1, CoServer2, HAvirtual Server)のそれぞれでおこなってください。
- Windows Update後に『再起動』を求められる場合があります。
CoServer OSのWindows Update後に『はい』をクリックすると、片CoServerのみがシャットダウンされ、再起動後にミラーコピーが発生しますのでご注意ください。(Windows Updateの注意点は、マニュアルをご参照ください。)
Windows Updateで公開されていないWindows修正プログラムが3つのOS(CoServer1, CoServer2, Virtual Server)のいずれかに適用されているシステムでは、以下のWindows修正プログラムを適用する際に、事前にダウンロード検索からeverRunソフトウェアの緊急修正プログラムをダウンロードし適用してください。
「PRIMERGY FTモデル everRunソフトウェア V7.1.1 緊急修正」V1.0L70以降、または
「PRIMERGY FTモデル everRunソフトウェア V7.1 サービスパック2」以降が必要
- MS13-031:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(2813170) (2013年4月10日更新)
- MS13-017:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(2799494) (2013年2月13日更新)
- MS12-068:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(2724197) (2012年10月10日更新)
- MS12-042:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(2707511) (2012年6月13日更新)
- MS11-098:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(2633171) (2011年12月14日更新)
- MS11-011:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(2393802) (2011年2月9日更新)
- MS10-021:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(979683) (2010年4月14日更新)
- MS10-015:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(977165) (2010年2月10日更新)
- MS09-058:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(971486) (2009年10月14日更新)
- MS09-012:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(956572) (2009年4月15日更新)
- MS08-064:Microsoft Windows のセキュリティ修正プログラム(956841) (2008年10月15日更新)
マイクロソフト セキュリティ情報MS09-012 (Windows の脆弱性により、特権が昇格される (959454)) で公開されている複数のセキュリティ更新プログラムのうち、番号956572のもののみが該当します。
Windows Updateで公開されていないWindows修正プログラムの適用状況は、以下の手順でご確認ください。
- 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」の順にクリックします。
- 「名前」に「C:\WINDOWS\system32」と入力して「OK」をクリックします。
- ファイル「ntoskrnl.exe」を右クリックして「プロパティ」をクリックします。
- 「バージョン情報」タブをクリックします。
- 「項目」の「ファイルバージョン」をクリックし、「値」に「qfe」の文字が含まれている場合は、個別修正が適用されています。