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本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

 

Japan

 

Web / SNMPカード(PG-UPC02)

概要

本カードは、高機能無停電電源装置(PGSUP701 / 141 / 301、PG-R1UP141 / 301 / 302)の背面にある拡張用スロット部に実装して使用するオプションカードです。
本カードを使用することにより高機能無停電電源装置をWebブラウザやSNMPを使用して遠隔監視、遠隔操作が可能になります。
また、本カードには高機能無停電電源装置のスケジュール運転機能が組み込まれているため、スケジュール運転を行うために別途UPS管理ソフトウェアを必要としません。

特長

  1. 100BASE-TX / 10BASE-Tに対応しています。(自動認識、排他利用)

  2. Webブラウザを使用することにより遠隔からUPSの状態監視、操作、スケジュール運転が可能です。(UPS管理ソフトウェア「NetpowerView F」を必要としません)

  3. 停電や過負荷等のイベントが発生した場合、管理者へE-mailによる通知が可能です。

  4. 本カードを実装した高機能無停電電源装置から電力供給を受けているサーバを最大8台までLAN(TCP / IP)経由でシャットダウンすることが可能です。

  5. HP OpenView等のSNMP管理ソフトに対応しています。(MIB : RFC1628、JEMA-MIB、PRIVATE-MIB)
    商用電源異常や過負荷異常等の異常通知をSNMPプロトコルのトラップによってSNMP管理ソフトに通知することが可能です。

  6. SystemWalkerとの連携(TCP / IPコマンドによる高機能無停電電源装置のON / OFF操作)が可能です。

本カードを実装することが可能な高機能無停電電源装置

  • NetpowerProtect 自立型UPS / 700VA(PGSUP701)

  • NetpowerProtect 自立型UPS / 1400VA(PGSUP141)

  • NetpowerProtect 自立型UPS / 3000VA(PGSUP301)

  • NetpowerProtect ラックマウント型UPS / 1400VA(PG-R1UP141)

  • NetpowerProtect ラックマウント型UPS / 3000VA(PG-R1UP301)

  • NetpowerProtect ラックマウント型UPS / 3000VA-200V(PG-R1UP302)

注意
本カードは拡張用スロット部が存在しないNetpowerProtect 自立型UPS / 500VA(PGSUP501)では使用することはできません。

構成図

構成イメージ

仕様

項目 仕様
品名 Web / SNMPカード
型名 PG-UPC02
外形寸法 W 109(mm)かけるD 156.8(mm)かけるH 26.5(mm)
質量 約140g
ポート RJ-45(Ethernet:10BASE-T / 100BASE-TX 自動認識)かける1
Dsub 9pin(RS-232C)かける1
動作保証温度 +10から+35℃
動作保証湿度 +20~+80%(但し、結露なきこと)
EMC規格 VCCI-CLASS A 準拠
添付品
  1. 専用RS-232Cケーブル(約1.8m) 1本

  2. CD-ROM 1枚

  3. Web / SNMPカード インストール・ガイド 1部

  4. Web / SNMPカードのご使用にあたって 1枚

  5. 保証書 1枚

専用RS-232Cケーブルは、Web / SNMPカードのご使用前にIPアドレス等を設定する場合に使用します。また、Windows NT / 2000に標準搭載されているUPS管理サービスをご利用になる場合にも使用します。

CD-ROMの内容は、Web / SNMPカードのインストール・ガイド、ユーザーズ・ガイド、及び複数サーバのOSシャットダウンを可能にするRemote Console Command(RCCMD)とそのインストール・ガイド、ユーザーズ・ガイド等です。

本カードとNetpowerProtectシリーズに標準添付されるUPS管理ソフトウェア(NetpowerView F)との比較

以下の比較表からNetpowerProtectシリーズのUPSを使用したシステムの電源制御はWeb / SNMP カードにて実現することを推奨します。

UPS管理ソフトウェアのインストール

本カード(Web / SNMPカード)Web / SNMPカードの内部ファームウェアにNetpowerView Fと同等機能を実装しているため、UPSに接続されたサーバにNetpowerView Fをインストールする必要はありません。 Web / SNMPカード単体でNetpowerView Fと同等機能が実現出来ます。
UPS管理ソフトウェア(NetpowerView F)UPSとRS-232Cケーブルで接続されたサーバ(マスターサーバ)にNetpowerView Fをインストールする必要があります。

複数サーバのOSシャットダウン

Web / SNMPカード、NetpowerView Fともに、シャットダウンするサーバにはRCCMDをインストールする必要有り

本カード(Web / SNMPカード) Web / SNMPカードを実装したUPSから電力供給を受けているサーバを最大8台までLAN(TCP / IP)経由でシャットダウンすることが可能です。
UPS管理ソフトウェア(NetpowerView F)UPSから電力供給を受けているスレーブサーバ(最大7台)を、UPSとRS-232Cケーブルで接続されたマスターサーバからLAN(TCP / IP)経由でシャットダウンすることが可能です。(マスターサーバとスレーブサーバを合わせて最大8台までのシャットダウンが可能)

UPSリモート操作(UPS出力ON)

本カード(Web / SNMPカード)Web / SNMPカードを実装したUPSの出力がOFF状態で、そのUPSに接続されているサーバがすべてシャットダウンしている場合でも、UPSに制御電源が供給されていれば遠隔からUPSの出力をONすることが可能です。
UPS管理ソフトウェア(NetpowerView F)UPSの出力がOFF状態で、そのUPSに接続されているサーバがすべてシャットダウンしている場合、UPSに制御電源が供給されていてもNetpowerView FからUPSの出力をONすることは出来ません。(NetpowerView Fがインストールされているマスターサーバがシャットダウンしているため)

UPSに接続されている複数サーバの中で一部のサーバがダウンしている時に停電が発生

本カード(Web / SNMPカード)一部のサーバがダウンしていてもUPSに接続されているサーバに対してWeb / SNMPカードからRCCMDを発行することが可能であり、ダウンしていないサーバを正常にシャットダウンすることが可能です。
UPS管理ソフトウェア(NetpowerView F)UPSとRS-232Cケーブルで接続されたサーバ(マスターサーバ)がダウンしている時に停電が発生するとマスターサーバからスレーブサーバに対してRCCMDを発行することが出来ないため、スレーブサーバを正常にシャットダウン出来ません。
スレーブサーバがダウンしている場合はマスターサーバから他のスレーブサーバに対して RCCMDを発行することが可能であり、ダウンしていないサーバを正常にシャットダウンすることが可能です。

UPSに接続されている機器がファイル装置等のI / O機器のみ(サーバ以外)

本カード(Web / SNMPカード)UPSにI / O機器のみが接続されていてもWeb / SNMPカードを使用してUPSの監視、制御、スケジュール運転が可能です。
停電時にUPSの出力をOFFしてバッテリーの放電を止めることが可能です。
UPS管理ソフトウェア(NetpowerView F)UPSにはI / O機器のみが接続されていて、NetpowerView Fをインストールすることができないため、UPSの監視、制御、スケジュール運転が出来ません。UPSは単なるバックアップ電源としてのみ使用可能です。
停電時はUPSのバッテリーが放電終止になるまで放電します。

提供形態

本カード(Web / SNMPカード)NetpowerProtectシリーズのオプション品です。
UPS管理ソフトウェア(NetpowerView F)NetpowerProtectシリーズに標準添付されています。

UPS用RS-232C拡張ボード(GP5-UPC01)と、本カード、NetpowerView Fとの比較

注意UPS用RS-232C拡張ボード(GP5-UPC01)は、Smart UPS用のオプションボードです。

サーバとの接続方法

UPS用RS-232C拡張ボード
(GP5-UPC01)
サーバとRS-232C接続します。
本カード(Web / SNMPカード)サーバとLAN(TCP / IP)接続します。
UPS管理ソフトウェア(NetpowerView F)マスターサーバはRS-232C接続、マスターサーバとスレーブサーバはLAN(TCP / IP)接続します。

シャットダウン連動(接続可能なサーバ台数)

UPS用RS-232C拡張ボード
(GP5-UPC01)
UPS用RS-232C拡張ボードを実装したUPSは最大3台のサーバのシャットダウン連動が可能です。
本カード(Web / SNMPカード)Web / SNMPカードを実装したUPSは最大8台のサーバのシャットダウン連動が可能です。
UPS管理ソフトウェア(NetpowerView F)マスターサーバ、スレーブサーバを合わせて最大8台のサーバのシャットダウン連動が可能です。

UPS管理ソフトウェアのインストール

UPS用RS-232C拡張ボード
(GP5-UPC01)
UPS用RS-232C拡張ボードを実装したUPSに接続されているすべてのサーバにPowerChute plusをインストールする必要があります。
本カード(Web / SNMPカード)Web / SNMPカードの内部ファームウェアにNetpowerView Fと同等機能を実装しているため、UPSに接続されたサーバにNet powerView Fをインストールする必要はありません。Web / SNMPカード単体でNetpowerView Fと同等機能が実現出来ます。
UPS管理ソフトウェア(NetpowerView F)UPSとRS-232Cケーブルで接続されたサーバ(マスターサーバ)にのみNetpowerView Fをインストールする必要があります。スレーブサーバにNetpowerView Fをインストールする必要はありません。


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