PRIMERGY BX600 ファイバーチャネルスイッチブレード
(PG-FCS101 / PGBFCS101 / PGBFCS1012)
概要
PRIMERGY BX600シャーシ / BX600 S2シャーシ専用の最大2Gbit / sec のリンクスピードをサポートする、14ポートファイバーチャネルスイッチブレードです。
本ブレードは、シャーシ背面のネットワークブレード用スロットに搭載し、BX600 / BX660 / BX620 S2 / BX620 S3 / BX620 S4サーバブレードに搭載したファイバーチャネルドータカード(オプション)と外部ファイバーチャネルとの間を接続します。
サーバブレードとの接続用に10ポートのSERDESインターフェースと、アップリンク(外部FC)接続用に4ポートのファイバーチャネルインターフェースをもっています。
アップリンク接続用のポート毎に別途SFPモジュール(2Gbps、SWL)と呼ばれる電気・光変換モジュールをファイバーチャネルスイッチブレードに装着する必要があります。(SFPモジュールはファイバーチャネルドータカード(オプション)に2個添付)
仕様
項目 | 仕様 | ||
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製品名称 | PRIMERGY BX600ファイバーチャネルスイッチブレード | ||
型名 | PG-FCS101 PGBFCS101(NET3用 / カスタムメイド対応) PGBFCS1012(NET4用 / カスタムメイド対応) |
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I / O ポート | 内部 | 10ポート(最大2Gbps) | |
外部 | FC | 4ポート(最大2Gbps ファイバーチャネル対応 SFPケージ) | |
LAN | 1ポート(10BASE-T / 100BASE-TX , RJ45コネクタ) | ||
プロセッサ | PowerPC 405GP プロセッサ(クロック周波数200MHz) | ||
メモリ | ECC SDRAM | 128MB(66MHz) | |
Boot Flash | 512KB | ||
Kernel Flash | 16MB | ||
Compact Flash | 256MB | ||
SEEPROM | 256Kbit | ||
アーキテクチャー | 拡張性 | 完全ファブリックアーキテクチャー(最大239スイッチ) | |
最大構成 | 32スイッチ,7ホッブ | ||
性能 | 回線速度 1.063Gbit / sec(フルデュープレックス) 回線速度 2.125Gbit / sec(フルデュープレックス) |
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ファブリックレーテンシー | 非衝突時で2.1usec以下 | ||
最大フレームサイズ | 2,112byte搭載 | ||
サービスクラス | Class2 / Class3 / Class F(インタースイッチフレーム) | ||
ポート種 | FL_Port / F_Port / E_Port | ||
ファブリックサービス | Simple Name Server, Registered State Change Notification | ||
寸法 | 幅 35奥行き 250 高さ 130 [mm] (突起物は除く) | ||
重量 | 1066g |
留意事項
カスタムメイドでファイバーチャネルスイッチブレードを手配する際は、以下の型名でオーダーしてください。
- ネットワークブレードスロット3 : PGBFCS101
- ネットワークブレードスロット4 : PGBFCS1012
ファイバーチャネルスイッチブレードをネットワークブレードスロット3または4(NET3 / NET4)に搭載する場合、(PGBFCB101 / PGBFCB1012手配時も同様)スイッチブレードまたはLANパススルーブレードの同時搭載はできません。なお、同一シャーシ内のサーバブレードには、ファイバーチャネルドータカードとLANドータカードの併用はできません(シャーシ内でドータカード種は択一)。
スイッチブレード | LANパス スルーブレード |
ファイバーチャネルパススルーブレード | ファイバーチャネルスイッチブレード | |
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サーバブレード内蔵品 (同一シャーシ内の) |
PG-SW102 PGBSW1022 PGBSW1023 PG-SW103 PGBSW1032 PGBSW1033 |
PG-LNB101 PGBLNB1011 PGBLNB1012 |
PG-FCB101 PGBFCB101 PGBFCB1012 |
PG-FCS101 PGBFCS101 PGBFCS1012 PG-FCS102 PGBFCS102 PGBFCS1022 |
LANドータカード (PG-LND101)利用時 |
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ファイバーチャネル拡張ボード(PG-FCD101 / 102)利用時 |
: BX600シャーシ (PG-R2SC1 / PG-R2SC2) 向け型名
: BX600 S2シャーシ (PG-R3SC1 / PG-R3SC2) 向け型名
BX600シャーシ / BX600S2 シャーシ
注意
サーバブレードにLANドータカードを搭載する場合、ネットワークブレードスロット3または4(NET3 / NET4)にLANパススルーブレードまたはスイッチブレードを選択します。
サーバブレードにファイバーチャネルドータカードを搭載する場合は、ファイバーチャネルパススルーブレードまたはファイバーチャネルスイッチブレードを選択します。
同一シャーシ内のサーバブレードに対して、ファイバーチャネルドータカード/ファイバーチャネル拡張ボードとLANドータカードの同時利用は不可です。なお、ネットワークブレードスロット1および2(NET1 / NET2)は、オンボードLANと結線されるため、LANパススルーブレードまたはスイッチブレードのみ搭載可能です。
ファイバーチャネル冗長化する2つのファイバーチャネルコントローラの接続先は、「どちらもファイバーチャネルスイッチブレード」または、「どちらもファイバーチャネルパススルーブレード」の構成で使用してください。
ファイバーチャネルスイッチブレードの出荷時のライセンス状態では、同一ファブリック内に接続できるスイッチが、2台まで(1スイッチ対1スイッチのカスケード接続のみ)に制限されています。ファイバーチャネルスイッチブレードアップブレードキット(フルファブリックライセンス)を適用することにより、スイッチ3台以上のファブリック構成が可能になります。
異なるFabric OS版数が動作する複数のスイッチがカスケード接続されファブリックを構成している場合、ファブリック内全般に影響するような設定もしくはコマンド(例:ゾーニング設定等)を実行する場合は、ファブリック内で最新のFabric OS版数が動作するスイッチ上にて実行する必要があります。
接続
ファイバーチャネルスイッチブレードとSFPモジュール、ファイバーチャネルケーブルの接続は以下のようになります。