PRIMERGY ストレージ構築ガイド

サーバを構成するユニットの中でストレージ、特にHDDは機械動作を伴うことから、電子回路にくらべ比較的故障が多いユニットと言えます。またストレージが故障した場合は部品交換によってハードウェアを復旧させても保持していたデータは消失してしまうため、他の部品と比較して影響が大きくなります。
そのため、信頼性を高めるためには、重要なデータを保持するストレージをアレイ化してデータを保護し、信頼性を高めることが必要となります。

ディスクアレイ構築の流れ

ディスクアレイを設計します。

どのようなアレイ構成で運用を行うのか決定します。
各アレイコントローラの仕様、RAID レベルやロジカルドライブ構成、容量などを検討し決定します。
- ストレージドライブ（ HDD / SSD ）の仕様・選択
- PRIMERGYアレイコントローラ製品ラインナップ（163KB）［2024年2月6日］
- RAID 構築上の留意事項とアレイコントローラの適用指針(2014/5～)（292KB）
  ［2024年2月6日］
- システム構成図（留意事項編）「内蔵ストレージ関連事項」
- ストレージとRAIDコントローラのパフォーマンス
ServerView Installation Managerを使用し、セットアップを行います。

ServerView Installation Managerはこちら

ServerView Installation Managerを使用しない場合は以下の手順となります。
1. OS インストール前にオフラインRAID管理ツールを起動し、構成を確認します。
  サーバ本体のBIOSメニューより、対象アレイコントローラ用オフラインRAID管理ツールを起動し、アレイコントローラの設定、管理および接続デバイスの確認を行います。オフラインRAID管理ツールはOSがインストールされていない状態でも使用できます
2. RAID管理ツール（オフライン）を使用し、ロジカルドライブを作成します。
3. OS をインストールします。
  インストール方法は、各サーバ本体向け「OS手動インストールガイド」をご覧ください
RAID管理ツール（オンライン）を設定します。
RAID管理ツール(オンライン)は、アレイコントローラおよびアレイ構成(ロジカルドライブおよび物理ドライブ)の監視・管理を行うために必要です。
お使いのサーバおよびアレイコントローラ種別により、使用可能なRAID管理ツールが異なります。 RAID管理ツールの概要は、「RAID 構築上の留意事項とアレイコントローラの適用指針(2014/5～)」をご覧ください。